動物保護団体キーテイルが、山奥で暮らす野良猫を保護したときのエピソード動画が54万回も視聴されています。

野良猫はリンちゃんと呼ばれ、実は保護をされるのは今回で2回目。一度目は人間に全く慣れることができなかったため、リンちゃんのストレスを考慮して、山に戻せざるおえなかったとか。1年半の歳月を経て改めて保護されたリンちゃんの甘えぶりに、250件以上ものあたたかい応援メッセージが上寄せられています。

雪の積もる山奥から現れたリンちゃん

2回目の保護から1年半前、山で一緒に暮らしていた数匹の猫たちと一緒に最初の保護を受けたリンちゃん。しかし、リンちゃんだけは人に全く慣れることができず、手術だけを受けて山に戻されることになったようです。TNRの考えに沿った行動とはいえ、保護主さんたちは悔しい思いで胸を痛めていたことでしょう。

独り山奥で暮らしていたリンちゃん

最初に保護した日から1年半という歳月を経て、再び保護されることになったリンちゃん。雪の積もる山奥に姿を見せたリンちゃんは、おそらくずっと独りぼっちで暮らしていたと推察されます。そんな山奥生活を支えていた人なのでしょうか、唯一近づくことができるYさんの協力を得て、リンちゃんを保護することができたそうです。

Yさんにだけ近づいていくリンちゃん

リンちゃんを無事保護できたのは3日目のこと

警戒をするどころか甘え上手に♡

1年前に保護されたときは、人間に全く心を開くことができなかったリンちゃん。人間に触れたこともほぼなかったはずなのに、びっくりするほど甘えるのが上手。ケージ越しにあごの下を指で撫でると、とてもリラックスした表情をしたといいます。

「撫でられるって気持ち良いんだニャ♡」

保護されてから1週間、環境の変化にも順調に慣れているリンちゃん。鳴き方も、不安から声をあげているというよりは、甘えたかったりおねだりしたかったりな様子だったそう。それほどに警戒心がほぐれているのは、もしかしたらリンちゃんを山で見守っていたYさんが、フードをあげたりお世話をしてくれたりしていたおかげかもしれませんね。

「お家の中はあたたかいんだニャ~」

「ごはんがもらえる幸せ♡」

ケージから出てもリラックスモード

警戒心の強い猫は、ケージから出たがらないものです。また強引に引っぱり出すのもタブー。しかし2回目に保護されたリンちゃんは、自らケージの外に出たいと鳴いてアピール。人からの語りかけにも「ニャー」とお返事をするほどに。

「早くお外に出してもらいたいニャ」

ケージから出てくつろぐその姿からは、山奥に隠れていたリンちゃんとは思えないほど。お腹を見せ、触られても平気なほどの甘えん坊になったとのこと。こんなに安堵できる保護生活は、外の過酷な生活とは正反対です。きっとリンちゃんもこの暮らしを気に入っていくのではないでしょうか。

お腹も触っていいよ~

ヒザの上にも乗っちゃうよ♪

もうお外での生活は嫌だニャ……

リンちゃんファンからアツイエールが!

54万回の視聴者の中には、一度目に保護されたときからリンちゃんを心配している人も多く、コメントには「よく頑張ったね!」「幸せになって本当によかった」「涙が出ました」「これまで独りで辛かったろうに…」など、たくさんのメッセージが寄せられています。また、これ以上不幸な外猫が増えないことへの願いを綴る人もいました。

このリンちゃんを保護した動画「【触れたことないのに...】保護したりんちゃん甘えん坊に大変身!」は、YouTubeの「人生はねこだらけ【動物愛護団体キーテイル】」というチャンネルで公開されています。リンちゃんのシリーズの他にも、命をつなぐ動画がたくさんアップされています。

"写真・動画提供:YouTubeチャンネル「人生はねこだらけ【動物愛護団体キーテイル】」さま
執筆:藤みと
編集:ねこちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。"


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 『過酷な環境で生き続けた野良猫』を保護すると…54万人が感動した数日後の様子に「本当にありがとう」「幸せになってね」の声