気分がいいニャー♪『ゴキゲンな猫が見せる仕草』6選 邪魔をしないために気をつけたいことも
猫がゴキゲンなときにみせる仕草6選
1.のどをゴロゴロ鳴らす
猫が機嫌のいいときに見せる仕草で代表的なものといえば、「のどをゴロゴロ鳴らす」ことです。
猫は機嫌が良くリラックスしているとき、喉から「ゴロゴロ」と可愛らしい音を出してきます。正式には「喉鳴り」と呼ばれる行動で、母猫とのコミュニケーションをとるときにも見られる行動です。
猫のゴロゴロは、人間で例えると「笑顔」のようなもの。周波数は約25ヘルツで、人間の副交感神経を刺激させる周波数なのだとか…。つまり猫のゴロゴロを聞いていると人間もリラックスするということです。幸せですね♪
2.体を擦り付ける
猫は機嫌がいいときや安心しているときに、体を擦り付けることがあります。この行動は愛情を表現している意味もありますが、いわゆる猫の「マーキング」行動の一種です。
猫は頭や体を飼い主にスリスリして、大切な「自分のにおい」を飼い主につけているのです。こうして自分のにおいを周囲につけることで、自分の縄張りを主張したり、安心感を得たりしています。
つまり猫は自分のにおいが付いた相手や物を「安心できる」「自分のもの」として認識して、相手への親愛の情や信頼を表しているのです。
3.お腹を見せる
猫がお腹を見せるのは、信頼している相手に対して見せる無防備な姿勢です。
じつはお腹は内臓側がむき出しになっている、猫にとって最も弱い部分(弱点)です。そのためお腹を見せることは、相手に対して「警戒心を持っていない」「安心している」ということを示す行動の現れになります。
とくに機嫌が最高潮に良くなると、お腹をみせてくねくねしたりして「遊んで」「かまって」と全力でアピールしてくる猫もいますよ♪
4.目を細める
猫の目を細める行動の意味はさまざまありますが、ご機嫌でリラックスしている・安心しているといったときにも見られます。
つまり猫の目が細くなると、リラックスして周囲の環境に注意を払っていない状態であると言えます。おそらく「敵意がない」「優しくしてね」と飼い主に伝えているのでしょう。
5.しっぽをピンとたてる
猫は機嫌がいいとき、しっぽをピンと立てて腰高で歩くことがあります。
このように歩く姿は猫が好奇心に満ち溢れている証拠ともいわれ、飼い主が帰宅したときや、気に入ったものを見つけたときなどによくみられる姿です。
余談ですが、猫のしっぽの動きそのものは気持ちのバロメーターになります。たとえばしっぽを足の間にしまっていたら恐怖のサイン、しっぽを犬のように大きく振っていたらストレスや怒りのサインと考えてください。
6.ふみふみをする
猫が前足で何かを踏みつけるように繰り返し動かす行動を「ふみふみ」と呼びます。この仕草は猫が機嫌がいいときや、安心しているときに見られる代表的な行動です。
ふみふみは、子猫の頃に母猫の乳首を踏みつけて母乳をより多く出させるための行動ですが、成猫になってもこの行動が残っている猫もいます。
つまり成猫になっても子猫の名残がぬけず、母猫のもつ安心感を思い出してリラックスしている状態というわけです。「おかあさ~ん」という声が聞こえてきそうですね♪
猫がゴキゲンを邪魔しないためには?
猫はゴキゲンであっても、必ずしも飼い主とスキンシップをとりたいわけではありません。したがって、猫のゴキゲンを邪魔しないために次のような点に注意しましょう。
猫の様子を見ながら接する
猫は気分によって、好む行動や嫌う行動が変化します。そのため猫の様子をよく観察しながら、猫が嫌がるようなことはしないようにしましょう。
たとえば猫が夢見心地でふみふみしているときに無理に抱っこしたり、反対に遊びたいときにかまってあげなかったりすると、猫は機嫌を損ねてしまうことがあります。
猫のペースに合わせる
猫はゴキゲンとはいえ、常に飼い主に構ってほしいわけではありません。
そのため猫が甘えたいときには甘えさせ、ひとりで過ごしたいときにはそっとしておくように、猫のペースをまもりましょう。
まとめ
ゴキゲンな時の猫はしっぽを高く上げたり、スリスリ・ゴロゴロしたり、ふみふみしたりする仕草を見せます。もし愛猫がこのような動作をしていたら、飼い主は猫の気持ちを読み取ってあげましょう。
猫の気分を害さないようにするコツは、猫のペースに合わせて接することです。無理に触らないことや、猫のお気に入りの空間を尊重することに気を付けてくださいね。
猫との信頼関係を築くには猫の些細なサインに目を向け、猫の気持ちに寄り添うことがポイント。ぜひゴキゲンな時の仕草の意味を理解し、猫とのコミュニケーションを大切にしてくださいね。
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