愛猫のために『キャットステップ』を設置したい!気をつけるべき5つのポイント
キャットステップとは?
キャットステップとは、壁に直接ステップ台を取り付けて、猫が高所を自由に移動できるようにしたもので、猫の運動不足解消やストレス発散に役立つアイテムです。
キャットステップを設置する際には、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。次の段落で詳しく解説します。
キャットステップ設置時に気を付けたいポイント5つ
1.猫の年齢や体格に合わせる
キャットステップは、猫の年齢や体格に合わせて設置することが大切です。段差が小さすぎたり大きすぎると、猫が乗り降りしにくく、ストレスを感じてしまう可能性があります。
一般的にキャットステップの段差は、20cm~30cm程度が目安。このくらいの段差であれば子猫やシニア猫でも快適につかえることができるでしょう。
2.出入口は2つ以上設置する
キャットステップを設置するときは、最低でも出入口は2つ以上設置しましょう。
キャットステップの出口を1ヵ所しか設置していないと、猫が行き場を失ってしまいます。とくに多頭飼育している家庭だと、猫同士がステップ上でぶつかる 状態になってしまうので注意しましょう。
キャットステップの出口を2つ以上設ければ、これらのトラブルを回避できて猫が行きたい方向に移動できます。
3.すべり止めを施しておく
キャットステップは、猫が自由に空間を移動できるアイテムです。しかしキャットステップの表面が滑りやすいと、猫が足を滑らせてケガをする可能性があります。
そのためキャットステップを設置する際には、表面にすべり止めを施しておきましょう。
たとえば防滑シートを貼ったり、すべり止めのマットを置いたり。また万が一の転倒にも備えて、キャットステップの下にラグマット等を敷いておくのもいいです。
だいたい2.5m程度の高さであれば落下しても猫が怪我をする可能性は低いですが、それ以上の高さだったり着地の場所が不安定だったりすると危険です。
なのでキャットステップはすべり止めを施したり、「安全第一」で設置する心がけをしましょう。
4.脱走防止対策をする
キャットステップを使えるようになると、猫はこれまで行けなかった高い場所まで登れるようになるでしょう。
しかし窓際近くなどにキャットステップを設置した場合、誤って落下したり脱走したりする危険も生じます。
そのためキャットステップ設置時には、同時に脱走を防ぐための対策を講じておきましょう。具体的には窓に防網を付ける、屋外に面した窓を必ず閉める、バルコニーに出られないよう仕切りをする、といった対策が考えられます。
またキャットステップ自体を窓からなるべく離れた位置に設置したり、窓際に別の家具を配置して直接窓に接近できないようにすることも効果的です。
猫の安全が第一ですので、キャットステップを設置する場合は併せて脱走防止策も行い、愛室内で安全にキャットステップを楽しめる環境を用意してあげてください。
5.設置場所に注意する
キャットステップは壁に直接ステップ台を設置するので、つける場所には注意が必要です。
具体的には、落下の危険性がない場所を選ぶこと。不安定な壁など、落下しやすそうな場所には設置しないようにしましょう。万が一足を滑らせてしまったとしても、下に危険物を置かないように注意しましょう。
また、他の家具や人にぶつからないスペースを確保するのも大切です。キャットステップは壁に台を固定して付けるので、ほかの家具にぶつかったり、人の動線に影響がでにくい場所を選ぶ必要があります。
もうひとつは、猫が利用しやすい生活の中心地に設置すること。リビングや寝室など、愛猫が普段生活する中心的な場所に設置するようにしましょう。
このようにキャットステップをうまく活用してもらうには、愛猫にとって安全で利便性の高い場所を設置場所として選ぶのがコツです。
まとめ
キャットステップを設置することで、猫はより充実した生活環境を手に入れることができます。ただし、安全面において気をつけるべき点も少なくありません。
キャットステップを上手に活用することで、猫はより健康的でストレスの少ない生活を送ることができるはずです。ぜひこの記事を参考に、愛猫との暮らしを豊かなものにしてください。
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