『優しい性格の猫』と言われる6つの品種 それぞれの特徴と、優しいがゆえに気をつけたい飼い方のポイント
1.ラグドール
大きめの頭にふわふわの被毛が特徴的なラグドール。人の腕に抱かれたときに、ぬいぐるみのように大人しくしているところから『rag doll(ラグドール) = ぬいぐるみ』と名付けられました。
性格は非常に温和で、飼い主に対して従順。猫には珍しく飼い主さんの後をついて回ることもあり「犬のような猫」と表現されることもあるようです。
2.スコティッシュフォールド
丸い顔とまん丸の目が特徴的なスコティッシュフォールド。折れ耳であることが多いですが、なかには耳がピンと立っている子もいます。
性格は穏やかで甘えん坊。あまり鳴かなかったり、鳴き声が小さかったりするので、集合住宅でもお迎えしやすい猫種と言えるでしょう。
耳の病気や関節の病気になりやすいため、定期的なケアや検診が必須です。
3.メインクーン
大きい猫の代表種「メインクーン」は世界最大の猫種とされていて、体長が1m以上、体重が10kg以上になる子も多くいます。性格は温厚でフレンドリー。「ジェントル・ジャイアント=優しい巨人」という別名を持つほど優しい性格で、子供やほかの動物とも仲良く付き合ってくれるでしょう。
飼い主さんと遊ぶのが好きで、投げたおもちゃを持って帰ってくるような子もいるようです。被毛が長いので定期的なブラッシングを必ず行いましょう。
4.ノルウェージャンフォレストキャット
ふわふわの被毛と大きなしっぽが特徴的なノルウェージャンフォレストキャット。体重は4.5〜7.0kg程度(オス猫の場合)と大型猫のなかでは比較的シャープな姿です。
穏やかで辛抱強い子が多く、多頭飼いにも向いた猫種と言えるでしょう。高いところが大好きなので、丈夫なキャットタワーを用意してあげると喜んでくれますよ。
5.エキゾチックショートヘア
離れ気味な目と低い鼻が特徴的なエキゾチックショートヘア。おとなしく優しい性格の子が多いので、猫との生活に慣れていない方でも暮らしやすい猫種と言えるでしょう。
運動量が少なく鳴き声も小さいため、集合住宅でも迎えやすい品種といえます。とはいえ、運動不足や食べ過ぎによる肥満を防ぐためにも、運動や食事管理は必須。家の中を自由に歩き回れるようにしたりキャットタワーを設置したりと、のびのびと暮らせる環境を整えてあげましょう。
6.ヒマラヤン
シャム猫の交配によってうまれたヒマラヤン。ふわふわのゴージャスな被毛とポイントカラーが特徴的な猫種です。穏やかで優しい性格にくわえ、鳴き声も小さいので、猫を初めて飼う人や集合住宅に暮らすファミリー層にもお迎えしやすい猫種と言えるでしょう。
少し神経質な一面があるため、ひとりでリラックスできる場所をつくってあげると良いです。暑さが苦手なので、エアコンを使って室温を一定に保つようにしましょう。
優しい性格の猫を飼うときのポイント
一般的に、優しい性格の猫は静かな環境を好みます。家庭内が常に騒がしかったり、頻繁に引っ越しをするような環境では、猫にストレスを与えてしまうでしょう。
キャットタワーを設置したり隠れ家を用意するなどして、猫がリラックスできる環境を整えてあげてください。
また、飼い主さんの足音やドアの開け閉めにも敏感に反応することがあるため、愛猫の気持ちを常に考え静かに行動するよう心がけましょう。
まとめ
優しい性格の猫の特徴や飼育のポイントなどを解説しました。ラグドールやメインクーン、ノルウェージャンフォレストキャットなど、体の大きな猫が多くいましたね。体重が10kgを超えることもあるため、キャットタワーやキャットウォークを設置する際は、頑丈なものを用意してください。
また、静かな環境を好む子が多いので、隠れ家を用意して愛猫が落ちつける環境づくりも忘れずに行いましょう。なお、育った環境によっても性格は大きく変わります。たとえどんな性格になっても、たくさん愛情をかけて育ててあげてくださいね。
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