保護した凶暴子猫の態度に変化…初めて優しさに触れた直後の反応に『可愛すぎてたまらない』『幸せになってね』の声
保護したばかりの野良の子猫は、恐怖や不安から保護主さんに凶暴な態度を見せていました。
そんな子猫を保護主さんが優しく抱き上げて、温もりを分け与えてあげた直後、オラオラな態度に思わぬ変化が現れたようで…。
YouTubeチャンネル「Lumi Towncat」に投稿されたこちらの投稿は、46万回以上再生され、子猫のこれからの幸せを願うコメントが多く寄せられています!
「さわるニャ!」威嚇に大忙しの野良子猫
2023年の9月半ば、TNR(捕獲・避妊手術・リターン)活動が進む地域に、どこからともなく1匹の茶色の子猫が現れました。ご飯はもらっても逃げ足が速く、なかなか捕まえられなかったところ、保護主さんが無事に捕獲します。
捨て猫と見られるこの子猫は、まだ2ヶ月齢にも満たない小ささです。捕獲器の中では、シャーシャーと盛大に威嚇し、元気いっぱい。
恐怖や不安、見知らぬ人間への警戒心から、ケージに移す時も保護主さんの手をかわそうと、パンチする気満々です。
子猫をケージに入れた保護主さんは、少しでも気持ちを和らげてあげるため、まずは猫じゃらしを使って体をなでてあげることにしました。
初めのうちこそ「なにするニャ!」「さわるニャ!」とお怒りだった子猫ですが、ふわふわの猫じゃらしの先端が怖くも痛くもないことがわかると、少し落ち着いたようです。
だんだんとシャーの威嚇も緩み始め、人馴れに向けた第1歩を踏み出せました。
凶暴な子猫の態度にまさかの変化
子猫が落ち着き始めたところで、もう一度抱き上げてみることにした保護主さん。子猫の怒りや緊張が急激に高まらないよう、タイミングを見計らいつつ抱き上げます。
すると、抱っこされた子猫のシャーにパンチに大忙しのオラオラな態度は、急に鳴りを潜めました。
子猫の頭を保護主さんが優しくなでると、目を細めて気持ちよさそうにもしています。
先ほどまでの怒りの目つきもすっかり和らぎ、あまりの態度の違いに保護主さんもびっくり!「今までこうして誰かに抱っこされていたのかな?」と、子猫の寂しさを思いやります。
もちろん、いきなりすべての威嚇がなくなるかと言えばそうではなく…。保護主さんの膝の上からケージに戻ると、再び警戒心&怒りのスイッチがオン!
けれども、一度抱っこしてもらい、人の温もりに落ち着きを覚えた子猫は、おやつを食べたり、おもちゃを目で追って遊ぼうかなと考える余裕も出てきた様子です。
人馴れできた?「まだまだわんぱくだニャ!」
見知らぬ環境で動く余裕が出てくると、自分からケージの外を探索し始め、保護主さんから逃げ回りますが、抱っこをしたらやはりおとなしくなりました。
膝の上では警戒心も解ける子猫に、保護主さんは少しでも人に馴れてリラックスして過ごしてもらえるよう、保護初日は抱っことなでる時間を長くとります。そのうち落ち着いた子猫は、保護主さんの指を舐めて、甘える姿も見せてくれるように。
最初のシャーの威嚇から早くも距離が随分と縮まり、保護主さんも嬉しそうです。
軽く体の汚れも落とし、膝の上に乗せていると、温もりに安心しているのかくつろいだ姿勢も披露してくれました。まだ離乳して間もない小さな子猫は、独りで寂しさや不安と闘っていたのでしょう。
翌朝には、ケージの中のハンモックでのんびり。保護主さんを甘えた声で呼んで、猫じゃらし遊びにも夢中です。
動物病院での診察もおりこうに終わり、適応力の高さと、人馴れの順調さにほっこりとしていましたが、そこはやっぱり元野良の子猫。
すっかりおとなしくなったかと思いきや、おもちゃをくわえて唸りながら、ネズミのおもちゃも狙うわんぱくさを見せます。まるで野生動物のようなその動きからは、「オレちゃまは無敵ニャ!」という声が聞こえてきそう!
保護主さんの元で「モナカ」くんと名付けられた子猫は、幸運なことに、保護2日目で里親さんが見つかりました。ずっとのお家に迎え入れられてからも、また一段ギアを上げて、やんちゃに暮らしているそうです!
こちらの投稿には、『オレちゃまの近未来は…美しい家庭内ビースト(甘えん坊)』『シャーッからの甘えん坊。顔がだんだん変わる。可愛い♡』『可愛いし、なによりこんなに安心できるようになれて良かったね。寂しかったし怖かったもんね』など、子猫の変化を喜ぶ声が多く寄せられました。
モナカくんが里親さんのもとで新たな幸せを掴むまでの様子は、他の投稿からご覧いただけます!ぜひチェックしてみてくださいね。
モナカくん、保護主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
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