保護施設にやってきたのは、体重12キロの『甘ったれ巨漢猫』!目下減量がんばり中 カナダ
保護施設で減量中
体重12キロもある猫Philippe(9歳)が、カナダの保護施設へと運ばれてきました。普通の猫は2.5キロから9キロくらいの重さなので、この子がどれほど肥満しているかがわかりますね。
この施設はケベック州にある「Adoption Chats Sans Abri」 (ACSA)です。弟猫のEdouardとともに引き取られてきました。
「飼い主一家の子どもが、ひどい猫アレルギーの発作を起こすようになったそうです」と説明するのは、ここでボランティアをしているSonia Loignonさんです。
「この猫がずっと肥満状態だったのかどうかはわかりません。でも施設では、日光浴をしたりレーザーポインターで遊んでもらったりして、うれしそうですよ。新しい飼い主を探す前に、まずしっかり減量しなくてはね」と
猫の適正体重は?
猫の適正体重は、年齢や品種、体格などによってさまざまです。でも3.6から5.4キロくらいの範囲が一般的な家猫の体重でしょう。
どうやって猫が肥満かどうかを見分けることができるのでしょうか。
まず愛猫の脇腹をさわってみてください。手に力をいれなくてもあばら骨が感じられるようなら大丈夫ですが、どこが骨だかわからないようなら肥満の可能性があります。
ウエストもチェックポイントです。健康な猫は、上から見ると脇腹と腰の間が細くなっているのがわかります。細い部分がはっきりしない場合は、太りすぎです。横から見ても、お腹のラインがまっすぐなのが通常の猫ですが、膨らんで垂れていれば肥満状態だといえるでしょう。
人懐こくて愛らしい性格
ACSAは「Reddit」上でこの猫を紹介しました。投稿にはこんな説明もついています。
「Philippeは、とても人懐こくて愛らしい性格です。わたしはこの『丸々と太ったお芋ちゃん』が大好き。過去26年間に保護したなかで、一番重い猫です。でも過去に11キロ超の猫を8.6キロまで減らした経験があるので、この子もがんばって減量させます。性格はとてもほがらかで、何か欲しいモノがあるときは、ひょうきんな表情でねだります」
するとたちまち、数多くのネット民から反応があったのです。「なんてかわいい、大きな猫なのでしょう!」「あの大きいお腹をなでてみたいな」などのコメントが寄せられています。
Philippeはとても社交的で、人間になでられるのが大好きだそうです。
「この施設で快適に過ごしています。日中は猫たちに自由に過ごさせていますが、ほかの猫に対してもPhilippeは温和で親切ですよ」とSoniaさんは話してくれました。
1日も早く減量に成功して、すばらしい飼い主が見つかるといいですね。
出典:Huge 27-Pound Shelter Cat Melts Hearts: 'Sweet Boy'
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