顔で猫の性別がわかるようになるのはいつから?

猫の顔が、子猫の顔から成猫の顔に変わっていくのは生後6ヵ月ごろからです。このころから外見上の性差もはっきりしはじめ、顔だけでも性別がわかるようになると言われています。

生後6ヵ月を過ぎると、男の子は頬の部分が厚くなり、鼻筋が大きくなって男性らしい顔立ちへと変化していきます。また体つきも子猫から成猫へと変化していく時期です。男の子はどっしりとした大人の体格になっていきます。

一方、女の子は頬に肉がつくなどの変化は見られませんが、大人の顔へと変化していきます。

それでは顔で性別を見分けるためのポイントをもう少し詳しく見ていきましょう。

1.顔の大きさと輪郭

顔で猫の性別を見分ける際に、まず注目したいのが顔の大きさと輪郭です。

男の子と女の子では男の子のほうが顔が大きく、頬が横に張っており、その分輪郭も横長です。それぞれのパーツも大きく力強さを感じる顔立ちになっています。

男の子のほうが顔が大きいのは、縄張り争いなどでケンカをする機会が多いためだと考えられています。ケンカの際に噛まれても深手を負わないように頬の部分が厚くなっているのです。また男の子の顔が大きいのは強さを示すためだとも言われています。

とくに未去勢の男の子は男性ホルモンの働きで顔が大きくなる傾向です。そのため早くに去勢手術をおこなった男の子はシュッとした小顔のままの場合もあります。

一方、女の子は頬に肉がつきにくく、額も小さいのが特徴です。また顔の輪郭は男の子よりも丸に近い形で小顔です。

2.鼻の幅の広さ

猫の性別を顔で見分ける際には鼻も重要なポイントです。多くの場合、男の子のほうが存在感のある立派な鼻を持っています。

男の子のほうが鼻の付け根の部分の幅が広く、鼻筋が太い傾向があります。そのため女の子と比べて男の子の目は離れているように見えるのが特徴です。

女の子は逆に鼻の幅が狭く、その分男の子よりも目の間の距離が狭くなります。また全体的に華奢で繊細な印象を受けます。

3.目の大きさ

猫の目は男の子よりも女の子のほうが大きく見えます。しかし実際には、同じくらいの大きさで差はありません。

男の子は女の子と比べて頬が張っており顔が大きく、また目が離れているため相対的に小さく見えるのです。目の錯覚と言ってもいいかもしれませんね。目が小さく見えることで男の子のほうがキリッとした凛々しい印象になります。

一方、女の子は小顔で顔のひとつひとつのパーツが小さいため、男の子とは逆に目が大きく見えます。クリクリとした大きな目は、優しくかわいらしい女性的な印象をあたえます。

4.ウィスカーパッド(ヒゲ袋)の大きさ

男の子と女の子ではウィスカーパッドの膨らみ方にも違いがあります。ウィスカーパッドは、鼻の横にあるヒゲの生えた部分のことで、ヒゲ袋とも言います。

男の子のウィスカーパッドは顔の大きさに合わせたように、ぷっくりと膨らんでいて、女の子よりも大きいのが特徴です。

猫好きにとってぷっくりと膨らんだウィスカーパッドは、数ある萌ポイントのひとつです。

まとめ

猫も人間と同じように男の子と女の子で顔立ちに差があります。性別を見分けるポイントは、頬の張り出し、鼻の幅、目の大きさの3つです。

簡単に言うと、男の子は頬が張り出していて、それぞれのパーツが大きく、どことなく威厳のある顔立ち。女の子は女性らしく小顔で目がクリクリと大きめで、パーツは小さめです。

猫の顔から性別を見分けるのは、最初のうちは難しいかもしれませんが、ポイントさえつかんでしまえば簡単に見分けられるようになりますよ。


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 猫の性別を『顔』で見分ける4つのポイント 男の子と女の子、見た目にどんな違いがある?