猫の飼い主が『買う必要なかったな』とガッカリしがちなもの4選 購入予定なら再考を!
1.キャットタワー
猫飼いが一度は憧れるキャットタワー。仕掛けがたくさんで猫も大喜びすると期待がふくらみますが、意外にも持て余している飼い主さんが多いようです。
その理由はただひとつ。「猫にとって居心地がよくないから」です。
猫はもともと、新しいものに警戒心を抱きやすい動物です。突然現れた巨大なタワーにびっくりして一歩も近づかない…なんてことも珍しくありません。
また慣れてからも、今までの遊び場の方が居心地がよければキャットタワーにはすぐに興味がなくなってしまいます。
余計な警戒心を抱かれないために、キャットタワーは猫を迎え入れる前に用意しておくのがおすすめ。途中で買うのであれば、家の中で簡単に移動できる小型タイプがいいでしょう。
温かいエアコンの下や眺めのいい窓辺など、猫と相談しながら場所を変えられると便利です。
2.夏用&冬用マット
「クールマット」や「ヒーターマット」のような季節に合わせた寝床も、買う必要なかった…とガッカリしがちなグッズです。熱中症対策や寒さ対策に買ったはいいものの、猫が使わなくて宝の持ち腐れになっている家が少なくないよう。
とくにクールマットは素材の幅が広く、選ぶのに苦戦する人が多いようです。柔らかい寝床が好きならジェルタイプ、硬い寝床が好きなら大理石など、普段寝ている場所をヒントに選んであげるといいかもしれません。
また季節ものではないものの、中に空洞がある「かまくらタイプ」のベッドにガッカリするのもよくあるパターンです。上に乗ってベッドをつぶしてしまったり、そもそも中に入ることを好まなかったり…。
高価な伝統工芸品のかまくらベッドが流行っていますが、まずはお手頃価格のものでお試ししてみると無駄な出費を抑えられます。
3.いつもと違う素材の爪とぎ
爪とぎは室内飼いの猫の必需品ですが、なんとなく冒険して失敗したという飼い主さんが多いようです。
爪とぎには麻や木製、カーペットのような布製などさまざまな素材があり、猫それぞれに好みがあります。いつもと違う素材の爪とぎを買うと、使ってもらえなくて結局処分するということが多いようです。
ちなみに猫には「爪とぎしやすい体勢」がそれぞれあるよう。立って研ぐのが好きな猫にはスタンドタイプの爪とぎ、掘るように研ぐのが好きな猫には横置きなど、愛猫に合わせて選んであげると失敗しにくいですよ。
どうしても使ってもらえないときは、猫用またたびをふりかけてみるのもおすすめです。
4.全自動のおもちゃ
自動的に動いて猫の遊び相手になってくれる全自動おもちゃは、お留守番の多い猫に買ってあげたくなるグッズです。
飼い主さんが忙しいときにも重宝しますが、すべての猫が楽しめるとは限りません。まったく遊んでくれなかった場合、他に使い道がないのも痛いところです。
全自動おもちゃには種類があり、愛猫に合ったものを選ぶことが大切。回転や昇降で猫の目をくぎ付けにする羽やボール、部屋中を自在に逃げ回るロボットやレーザーポインター、動物のようにバタバタ暴れる電池式ぬいぐるみなどさまざまです。
愛猫が普段どんな遊びをしているかチェックしてみるといいでしょう。
まとめ
せっかく猫のために高価なものを買っても、使ってもらえないと残念ですよね。失敗しないために大切なのは、猫の好みを考慮することです。
また新しいものを取り入れるときには、今まで使っていたものに似ているグッズを選んだり、おやつやまたたびなどで誘導してあげたりなどの工夫をすると猫が受け入れやすくなりますよ。
ちなみに猫は気まぐれなので、使ってくれないからといってすぐに処分してしまうことはありません。もしかすると、忘れたころに突然使いだすかも…!
便利なグッズを上手に取り入れながら、猫との生活を楽しんでくださいね。
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