猫の『転嫁行動』とは?トラブルを防ぐ対策3つ
転嫁行動とは?
「転嫁行動」とは、簡単に言うと八つ当たりのことです。少々意外なイメージがあるかもしれませんが、猫も八つ当たりをすることがあります。
その対象相手は、同居する猫や他の動物、更には人間に及ぶこともあります。「つい当たってしまうなんて可愛い」と思うかもしれませんが、猫の転嫁行動は結構怖いのです。
猫の転嫁行動を甘く見てはいけない!?
人間もやり場のないイライラを、その原因とは無関係の人に向けてしまうことがありますが、せいぜい悪態をつく程度でしょう。
一方、猫の八つ当たり(転嫁行動)は、直接攻撃を仕掛けてきます。虫の居所が悪いところに偶然居合わせてしまうと、噛まれる・引っ掻かれるなどの被害を被ることになります。
人間が被害に遭えば、負傷からの感染症の危険がありますし、同居動物の場合はストレスが心配になります。たかが八つ当たりと甘く考えずに、原因を見極めたうえでしっかりと対策する必要があります。
そもそも、なぜ八つ当たりするのか?
猫が転嫁行動を起こす主な原因を、いくつか挙げてみたいと思います。
- 突発的な大きな音に驚いた(くしゃみや咳など)
- お気に入りの寝床を他の猫に取られた
- 急な環境の変化に落ち着かないなど
転嫁行動の背景には、ストレスや心の葛藤があります。イライラやモヤモヤした気分を、誰かに当たることで憂さ晴らしをしているのです。
転嫁行動によるトラブルを防ぐには?
転嫁行動が頻繁に起こるようであれば、日常的にストレスを感じている可能性があります。八つ当たりするほうも辛いですが、当たられるほうも疲れてしまいます。
ここでは、転嫁行動がトラブルに発展することを防ぐ対処法を3つご紹介いたします。
1.ストレスを発散させる
爪とぎや高い場所からの観察、夢中になって遊ぶ(狩りの真似事をする)など猫らしい生活が送れるようにしましょう。日頃から、適度にストレスを発散させることが大切です。
2.環境の変化があれば気にかける
引越しや結婚、出産など飼い主さん側の変化が愛猫にとって不安の種になることがあります。「自分以外の誰かに目が向いている」ことが思わぬ葛藤に繋がるのです。
たとえ普段はツンとした態度をとっていても、心は常に自分に向けてほしいという思いがあります。何か思い当たる出来事があれば、これまで以上に声をかけてあげてください。
3.多頭飼育では縄張りを重視する
多頭飼育で重要なのは「縄張り」です。お互いの縄張りが侵されないように、それぞれが安心できる空間を作ってあげましょう。
まとめ
猫は、物静かでクールな印象を受ける動物です。でも、その心には葛藤を抱えていたり、密かにストレスを感じていることがあります。
八つ当たり的な行動が頻繁に起こらないように、愛猫の性格や行動パターンなどをよく理解してあげましょう。
■関連記事
・猫が他の猫の首を噛む理由と止めさせる方法
・『サイズを理解していない?』クッションの凹みに体が収まらない猫→『笑撃のブチギレ姿』が178万表示「最高に愛おしいw」「たまらん」
・雑木林で必死に生きていた『オイルまみれの子猫』を保護した結果…涙なしでは見られない『変化の軌跡』に「胸が熱くなった」「ありがとう」の声
・フォルダにまったく同じ猫の写真があると思ったら…まさかの"事実"に驚きが隠せないと74万表示「間違い探しかなw」「まったく同じだw」
・さきいかを欲しがる黒猫→『あげないよ~ん』と煽った結果…まさかの"表情"が388万表示「めっちゃ怒ってるw」「ハイライト消すの上手い」