犬や人に比べると、猫はイビキをあまりかかない、と聞いたことがあります。気持ち良さそうに寝ているし、病気じゃなさそう。
病気といえば、毎朝猫のお手入れをする時に出ている猫の目ヤニ。以前、『猫の病気で検索ランキング1位は『目やに』まずはココをチェック!』でも紹介しましたが、猫の目ヤニには大丈夫な目ヤニとそうでないものがあります。
病院に行くほどではないけど、ちょっと気になる、そんな猫の悩みについて、猫の雑誌の中で獣医の先生がコメントしていましたので紹介します。
■猫のイビキ、特に問題はない?
結論からいうと「イビキ=病気」ではありません。しかし何らかの病的の状態でイビキをかく猫もいるようです。
そもそもイビキとは、喉の狭いところを空気が出入りする時に出る音。喉から音の出る仕組みは猫も人も変わりません。
よく犬や人に比べると、猫はイビキをあまりかかない、と言われていますが、猫がイビキをかいても別に不思議ではありません。
生まれつきの喉の気道の形に問題があり、健康状態は良好でもイビキをかく猫もいます。そして多いのは、猫も人も、肥満のために喉の1部が狭くなってイビキをかくケース。
人間の場合なら、「睡眠時無呼吸症候群」(不規則で激しいイビキが起こり、しばしば呼吸が止まってしまう病気)になるケースがあります。体重が増えた猫が、いきなり今までしなかったイビキをかくようになった、という場合は注意して観察した方が良いでしょう。
肥満は万病もと。ダイエットさせる必要があるかも知れませんね。
そして「イビキ=病気」ではありませんが、気道を狭くする何らかの原因があるかも知れません。イビキの他に、鼻水、鼻血、など別の症状が伴うようなら病院へ受診してください。
■うちの猫は目ヤニが多いみたいなんですが?
猫だって人間だって寝起きに目ヤニが出ることはあります。少々目ヤニが毎日出ても、それはほぼ正常の範囲内。目ヤニは目の中に異物が入った時に外に出そうとして、よく涙と一緒に出ることもありますよね。
健康な猫の目ヤニは少量で、色は半透明か茶色っぽいものがほとんど。しかしいきなり目ヤニが大量に出たり、緑っぽい色の目ヤニが出たらちょっと要チェック。
愛猫の様子をよく観察してみてください。目を細めて痛そうにしていたり、しきりに前足で目をこすっている仕草をしていませんか?
そのような場合は一度病院で相談してみたほうが良いでしょう。結膜に炎症が起きていたり、目の角膜自体に傷がついているのかも。
猫は目が見えなくても歩けますし、ご飯を食べます。私が今保護している猫は全盲で癌を患っていますが、歩き方はゆっくりでも、トイレもご飯も普通に歩いて生活しています。猫が目を見えなくなっているのに、それに気付かない、という飼い主さんもいるかも知れません。
ただ、あまりに固まった目ヤニを飼い主さんが無理に引き剥がすのは周辺の皮膚や粘膜を傷つけてしまう可能性があるので、注意が必要です。
猫の目ヤニを取るときは、水に濡らした柔らかいコットンなどで優しく拭ってあげると良いでしょう。私はヒアルロン酸の原液をティッシュにつけて、ちょんちょんと軽く叩く感じでお手入れしています。これだと固い目ヤニもスルンと取れます。
■最後に
猫のちょっと気になる悩み。私が病気じゃないけど、そうなったら病院へ連れて行くしかないかなあ、と思っている、ちょっと気になる悩みは猫の歯石とりです。
幸いまだ愛猫カイトには歯石はついていませんが、猫もシニアになると歯石がついたり口臭が気になるようになるとか。
猫は虫歯にはなりませんが、歯肉炎や歯周病、歯槽膿漏になることはあります。猫がご飯を食べるときに食べにくそうにしていたり、口臭がきつい、と感じる場合は病院で検査をしてもらうといいかも知れません。
しかし気になるのが、猫の歯石とりは麻酔をかけて行う、ということ。あんな小さな体に麻酔なんて怖い、という気持ちと、猫が痛そうで辛い、という気持ちで二の足でを踏んでしまいます。
やはり猫の歯磨きはしなくちゃ、と思いつつ、猫が大好きなウェットなおやつをあげてしまうワタクシ。反省しないとね。。。 情報提供元: 猫壱