愛猫はいつも気がつくとこちらをじっと見つめています。もしかして監視してる?おやつが欲しいのかな?愛猫に顔を近ずけてじっと見て気がつきました。猫って白目がないんですね~。



そう言えば、最近仲良くなった加藤くん(カラス)にも白目がありませんでした。カラスも子供の時は、子猫同様目が青いキトンブルーだそうです。それと関係があるのかしら。



よく考えると、猫の顔に関してあまり知らないことばかり。こんなに鼻が小さいのに、どうして嗅覚が鋭いのか、なぜ舌はザラザラしているの?



今回は、意外と知らなかった猫の「顔」に関する5つの素朴な疑問を集めてみました。



 

■なぜ猫の目には白目がないの?




野性時代、夜行性だった猫は、薄暗い場所でもなるべく多くの光を目に取り入れられるように虹彩が大きくなりました。そのため、虹彩の外側にある人でいう「白目」の部分がほとんど見えなくなったそうです。



実は人間の祖先も猫と同じで虹彩が大きかったそうですが、大脳の発達とともに白目が大きくなっていったそうです。



それにしても、猫の目は横から見るとまるでガラスドームのように綺麗。猫はあまり視力が良くない動物ですが、目が張り出しているおかげで上下左右見渡せるそうです。



 

■猫の鼻はあんなに小さいのにどうして嗅覚が鋭いの?




猫の鼻はとても小さいですよね。そのおかげで目が大きく見えるのかも。しかし猫の鼻は見た目は小さいものの、鼻の内部は奥行きがあり骨が入り組んでいます。



鼻の内部の表面には匂いを感じる細胞があります。その面積は人にはおよそ5㎠しかありませんが、猫はおよそ30㎠もあるとか。内部が広いせいで人の6倍も嗅覚が鋭いのだそうです。



なるほど。これは知らなかったです。猫は鼻毛がないから嗅覚が鋭いのかと思っていました。。。



 

■なぜ猫の耳は頭の上にあるの?






猫と人の大きな違い。それは耳の位置が違うこと。人は顔の横に耳がついているのに、猫は頭の上にありますよね。それってどうしてなのでしょうか。



猫の顔のパーツの中で、特に大きいのが猫の耳です。しかも猫の耳はまるでパラボラアンテナのように180度動くことができて、人に聞こえない超音波や遠くの音をキャッチします。



アンテナは高いところに立てた方が音や電波をキャッチしやすくなりますから、猫の耳が頭についていることでより遠くの音まで聞き取ることができるのです。



大昔、人と猫の祖先は同じ動物でした。ちょっと耳を触ってみてください。人の耳の外輪部分に内側にポコっと突き出た部分がありますよね。これは「ダーウィン結節」と呼ばれる部位。これは昔、耳が三角形だった名残りだそう。



人の祖先は耳が頭の上にあったのかも?しかしこんなに進化したのに、嗅覚も聴覚も人より猫の方が優れているなんて、もしかして猫の遺伝子の方が人より優秀なのではないでしょうか。



 

■猫のヒゲはどうしてよく動かせるの?




私はヒゲを伸ばしたことがないので良くわかりませんが、自分のヒゲをピクピク動かすことは、実はかなり難しいのではないでしょうか。



猫の顔にはたくさんのヒゲが生えていますが、口の横のヒゲは唇の筋肉に繋がっているので自由自在に動かすことができるそうです。



野性時代、猫はヒゲに当たる空気の振動などから敵や獲物の気配を察知していました。猫のヒゲにはレーダーのような役割があるようです。



 

■猫の舌はなぜザラザラしているの?




犬と猫と暮らしていると、猫の舌がザラザラしているのにびっくりします。猫に舐められると痛いくらいですよね。犬は人より舌が柔らかいので舐められても全然痛くありません。



猫の舌にはブラシのように硬くて長い突起(糸状乳頭)がたくさん生えています。この突起部分にフードが引っかかって食べ物を丸呑みできる構造になっているのだとか。



また、この尖った突起部分を使って毛づくろいや抜け毛を取り除いているそうです。



 

■最後に




いかがでしたか。知っているようで知らなかった猫の「顔」に関する素朴な疑問。調べるとへえ~と納得できました。



耳、目、鼻のバランスが絶妙に整っているから、猫はあんなに可愛く見えるのでしょう。しかし同じ動物だったのに、人と猫、全然見た目も能力も違います。人は本当に動物の賢さがわかるほど能力が発達しているのでしょうか。。。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 そう言えば…猫の目はなぜ白目がないの?猫の顔に関する5つの素朴な疑問