猫との暮らし。猫は飼い主さんを信頼すればするほど甘えてくれ、可愛い姿を見せてくれます。毎日楽しく暮らすにはお互いの信頼関係が大切ですよね。



ところがふとしたきっかけで、猫が飼い主さんを信用しなくなってしまうことがあります。特に家族構成が変わった時、引越しをして環境が変わった時などは、縄張りを大事にする猫にとってはとてもストレスを感じるはず。



猫にとって一番怖いのは「自分の縄張りの環境が変わる」こと。今回は、飼い主さんが思いもよらないことで猫が恐怖を感じてしまう、猫と飼い主さんの関係が変わりやすい3つのきっかけをご紹介します。



 

■飼い主さんの長期不在




出張、海外へのバカンスなど、飼い主さんが数日留守にすることは、結構あるかも知れません。「ほんの3日だから、大丈夫だよね。」と軽い気持ちで旅行に行くことはよくありますよね。



しかし猫にとって飼い主さんの長期不在は、とっても大きな「環境の変化」です。1~2日程度なら猫もあまり気にしない場合もありますが、1週間以上不在にすると、猫のメンタルは相当打撃を受けるかも。



「1歳の猫と15歳の猫と暮らしています。2匹はとても仲良し。ところが私が3ヶ月出張で不在にしたら、若い猫が高齢の猫を攻撃するようになっていました。」



こんな話を聞いたことがあります。複数飼いの場合はジャッジする飼い主さんがいなくなることでパワーバランスが崩れることも。長期的に不在になる場合は猫のお世話をする人にあらかじめ猫を充分慣らしておくなどの対策を立てた方が安心です。



 

■新しい猫を迎えた時






「昨年、オス3匹の中にメスの子猫を迎えました。するとそれまでトラブルのなかったオス2匹が毎日喧嘩をするように。性格も攻撃的になって困っています。」



すでに猫のいる家庭に新しい猫を迎える時。これはちょっと慎重にした方が良いでしょう。新入りの猫も、先住の猫もかなりストレスを感じる場合が多いのです。



新しい猫を迎える時、飼い主さんにやって欲しいことは、「トイレとベッドは猫の数だけ用意する」「先住猫との時間を増やし、愛情に変化がないことを先住猫にアピールする」こと。



まずは先住猫の不安を取り除くことがポイントです。



 

■突発的な出来事




爪切り、歯磨きを嫌がる猫は多いはず。そんな猫が病気や怪我をした時、どうしても動物病院へ連れて行かなくてはいけません。



急なお出かけ、外へ取れ出す行為をしたことで、その後猫の様子が変わってしまった、という話をよく聞きます。



変化を嫌う猫にとって、突発的な出来事は、飼い主さんへの信頼が揺らぐ行為になることも。しかしこれはどうしようもありません。その後スキンシップを充分にとって猫のご機嫌をとってあげてください。





いかがですか。猫の気持ちが変わりやすい、3つのきっかけ。どれも飼い主さんには悪気は全くないので、猫の気持ちの変化に気がつきにくいかも知れません。猫がなんだか不機嫌、という時は、この3つを思い出してみてくださいね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 これはマズイ?猫と飼い主さんの関係が変わりやすい3つのきっかけ