災害から愛猫を守るためにできること。見慣れた日常を一瞬のうちに変えてしまうのが地震などの大災害です。そんな時、愛猫を守れるのは飼い主であるあなただけ。



日本に住んでいる以上、防災への備えは必要です。災害が起これば、私たちと同様に猫も被災者となります。



2000年に起きた北海道の有珠山の噴火では、避難指示地区に約3000匹の猫や犬が残されました。その後この地区は2ヶ月間の間立ち入り禁止となったために、飼い主が戻った時にはすでに亡くなっていた犬猫も多かったとか。



災害に対処するには、日頃の防災意識が肝心です。まずは下記のチェックシートをチェックして、自分の防災意識がどれくらいあるかを確認してください。



 

■愛猫のための防災意識をチェック!




下記の質問にYESと答えられるのは何問あるかチェックしてください。



□いつも猫がどこで寝ているかを把握している



□室内飼いでも連絡先の迷子札をつけている



□ワクチン接種は毎年必ず受けている



□うちの猫はキャリーを見ても逃げない



□緊急時には預かってくれる知人がいる



□最寄りの避難場所がどこか知っている



□猫用の非常食と水を買い置きしている



□猫の成長記録をマメにつけた猫の健康手帳を持っている



□うちの猫はお客さんが来ても逃げない



□猫の癖や健康状態を把握している

 



■YESが0から3個だった人




YESが3個以下のチェックしか付かなかった人は、超うっかりタイプの飼い主さんです。災害は他人任せではいけません。このままの意識では、猫どころか自分の身の安全すら難しいかも。今からできる対策をすぐに始めましょう。



 

■YESが4から7個だった人




防災意識は普通にある飼い主さんです。ここでチェックできなかった項目を見直して達成できるようにしておきましょう。



「いつかやろう」ではなく、気が付いた時に今すぐ始めることが肝心です。



 

■YESが8から10個だった人




この人は災害対策はバッチリの優等生の飼い主さんです。素晴らしい!とはいえ、準備さえしておけば乗り越えられるほど災害は甘くはありません。



普段から想像力を働かせ、あらゆる非常時を想定して常に最善策を考えておきましょう。





いかがですか。あなたの大切な猫を守るために最も重要なことは日頃からの防災意識と対策です。まずは住んでいる場所の避難対策を調べてみてください。



例えば東京都杉並区では災害時のペットは同行避難が原則ですが、各自治体によって動物救護の対策はまちまちです。



そして猫を飼っている友人、ご近所の人とはネットワークを作っておくのも大事なポイント。情報交換やいざという時に一時的に預かり先の確保としても役に立ちます。



後編では猫の防災対策の基本についてご紹介します。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 日頃の準備は万全?愛猫を災害から守るための防災対策の基本とは「前編」