猫を飼っている方なら、猫の体が実はとってもよく「伸びる」ことを知っているでしょう。猫の体はとても柔軟です。まるでヨガの上級者しかできないようなポーズで寝ていることがよくありますよね。



よく猫を観察していると、猫は歩き出そうとするときや、お昼寝から目覚めた時などにこのヨガのようなストレッチポーズをすることがあります。



一体なぜ、猫の体はこんなに柔らかいの?どうして体を複雑にひねるヨガのポーズをするの?



今回は、猫が変わったストレッチポーズをする理由について調べてみました。



 

■猫が複雑なストレッチポーズができる理由




どうみても猫は犬や人間に比べてしなやかに動くことができます。その理由は猫の背骨の数にあるのかもしれません。



猫の背骨の数は約30個。これは人間よりも3個ほど多い数です。また、シッポなどを含めた全身の骨の数は、人間が200個なのに比べて、猫の骨の数は240個。そして骨が多いといことは関節も多くなります。



猫が変わったストレッチポーズをする理由とは、実はこの関節は柔軟に動かせるから。ゴムのように伸びる関節があるからだと言えるでしょう。



 

■足の筋肉をほぐしている






猫は完全な狩猟動物。瞬時に獲物を捕まえるにはしなやかに、静かに動く足が必要です。ですから、足の筋肉をいつもストレッチしておく必要があります。



猫をよく観察していると、猫は前足よりも後ろ足をよく伸ばしてストレッチをしています。これは猫の後ろ足が高く飛んだり、すぐに走り出せるようにバネのような作りになっているから。



獲物を見つけた瞬間、瞬時に動けるように、猫は暇さえあればこまめに足のメンテナンスをしているのかも知れませんね。



 

■猫は肩が凝らない




人間は長時間パソコンなどに向かっていれば、誰でも肩が凝るような経験をしたことがあるはずです。



肩が凝る原因は、ずっと同じ姿勢でいるからです。猫も同じ姿勢でずっとすごせば体が凝る、という経験ができますが、実は猫はまず同じ姿勢で長時間過ごすということがあまりありません。



もともと猫はなで肩です。どこが肩なのかちょっとわかりにくいかも知れませんね。基本的に、猫がヨガのポーズを決めているときは無理やり声をかけたり抱っこしたりしない方が良いでしょう。





いかがですか。猫が変わったストレッチポーズをする理由とは、獲物を見つけた時に瞬時に動き出せるため。猫はのんびりしているように見えて、実はとっても先を見越す能力が高い動物です。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 猫はヨガが得意?猫が変わったストレッチポーズをする理由とは