猫と暮らして早6年。それなのに、名前を呼んでも来てくれない。キャットタワーの上から降りるのは、ご飯を食べる時とトイレに行くときだけ。



ある友人のお宅に遊びにいったとき、そんな超ツンデレな猫がいました。友人は大の猫好き。保護団体の譲渡会から引き取った白黒ブチの猫は4歳まで外で過ごしていた野良猫。完全室内飼いになっても、隙があれば外に出ようとするそうです。



う~ん、野良猫を保護した場合、家で一緒に暮らしても、このような「家庭内野良」になる猫も珍しくないようです。



我が家の保護犬、ぽんちゃんも、保護してもう1年1ヶ月経ちますが、私以外の家族が近づくと脱糞して逃げ回ります。。。



厳しい外の環境で生き延びてきた犬や猫。人に慣れない、いつまでもツンデレな状態になるのは仕方ないことなのかも知れません。



しかし!猫も犬も本当は人間と仲良くしたいはず。日頃のボディランゲージは病気の早期発見にも繋がります。



今回は、抱っこ嫌いの猫を甘え上手にさせる、猫が嫌がらない抱っこの仕方をご紹介しましょう。



 

■抱く前に優しく声をかける




猫はもちろん人間の言葉は理解できませんが、20個程度の単語は理解するとの説もあります。猫が理解できるのは、飼い主さんの「声の調子」です。それが良いことなのか、悪いこと(怒り)なのかを声の音程で判断していると考えられています。



猫を抱っこするとき、猫を触るときは、まず猫に優しく声をかけましょう。「抱っこさせてねー。」でもいいですし、名前を呼ぶのも良いでしょう。



これから何かするけど、決して怖いことはしないよ、と言う意味を込めて猫に話しかけてみてください。



 

■優しく持ち上げてみる






声をかけても猫がその場を逃げず(嫌がる猫はさっさといなくなります。)飼い主さんを嫌がらない場合は、猫の両脇の下に手を入れて優しく持ち上げてみてください。



持ちあげたら、すぐに片方の手で猫の下半身を支えるようにしてください。抱っこに鳴らすときは、いきなり立ち上がらずに、まずは座って行います。



猫は自分よりも大きいものを警戒するので、猫の目線に合わせるように、そしてゆっくりとした動作を心がけてみてください。



 

■体に密着させてみる




猫同士の関わりを見てもわかりますが、猫は仲良し同士の場合、体を密着させて眠るのが好きですよね。



飼い主さんが猫を抱っこする時に間に隙間があると不安定になって猫が警戒します。猫の体を優しく包み込むように抱っこしましょう。



しかしぎゅっと強く抱きしめたり、自分の顔に近づけるのはNG。猫が嫌がったらいつでも逃げられるように床に近い場所で、猫と体を密着させて見てください。





いかがですか。猫とのスキンシップ。うまくいったでしょうか?親からおっぱいをもらう哺乳類動物は、本質的にスキンシップは嫌いではないはず。



猫は嫌な記憶は忘れないといいますから、何かトラウマがあった猫はツンデレになってしまうかも知れませんが、本当は甘えたいのではないでしょうか。



嫌がるときは無理強いせず。ほんの少しずつ、猫とボディランゲージを試してみてくださいね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 お願い抱っこさせて!ツンデレな猫を甘え上手にする方法とは