最近なんだかスッキリ見える愛猫。もしかして痩せた?夏バテかも?慌てて体重を測って見ましたが、体重は変わらず。変わったのは見た目だけのようです。



どうやら猫は冬と夏、季節ごとにイメージチェンジするらしいことがわかりました。飼い主さんは愛猫の変化に気づいていましたか?



今回は、猫のイメージチェンジする部分とその理由について調べてみました。



 

■猫は気温の変化を鼻で感じ取る




猫は気温の変化を毛が生えていない鼻で感じ取るのだそうです。そして日照時間の長さを体や脳で認識します。猫が見た目や行動を季節ごとにイメージチェンジできるのは気温の変化を鼻で感じ取れるからなのかもしれませんね。



 

■冬はモフモフ、夏はスッキリした体型に




猫の毛は1つの毛穴から長くて硬い上毛(オーバーコート)と複数の柔らかい下毛(アンダーコート)が生えています。



冬になるとアンダーコートの量が増えるのでモフモフした体型に見えます。特に首回りに襟巻のように毛の量が増える傾向があるそうです。首には太い血管が巡っているため、首を温めると体全体の血行が良くなることは猫は本能で知っているようです。



 

■毛の色も変わる






顔や手足だけ毛色が変わっているシャム猫などは、季節によって毛の色が薄くなったり濃くなったりします。



夏になるとアンダーコートの量が減るので、毛の色が薄く見えるのだとか。逆に冬は濃くなります。他の猫の場合もアンダーコートの量が増減することで、よく見ると毛の色が変わって見えるかもしれません。



 

■寝姿も変わる




猫はこたつで丸くなる、と言われるように猫は季節によって寝姿も変わります。丸くなって寝るのは体表面から熱を奪われないようにするため。逆に夏にお腹を出して「ヘソ天」で寝るのは上昇した体温を逃がすためだと言われています。



 

■耳の角度も変わる




これはわかりにくいかもしれませんが、季節によって耳の角度も変わるそうです。猫の耳の皮はとても薄く、冷えると血流が少なくなります。そうすると耳の立ち具合にも影響をするのだとか。

これはもともと垂れ耳のスコティッシュフォールドが夏だけ耳がピンとする理由としてあげられています。





いかがですか。猫の見た目や行動が季節ごとにイメージチェンジする理由。とても納得できますよね。猫は飼い猫になっても本来持っていた野生本能を失わないので、このように季節ごとにイメージチェンジができるのだそうです。



人間も寒い地方の人は体毛が濃くなるといいますが、それはやはり気温が関係しているのかも?人間も猫のように季節ごとにイメージチェンジできると楽しそうですね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 知ってた?猫の見た目や行動は季節ごとにイメージチェンジするらしい