一番意外だったのは猫が結構『鳴く動物』だったことでした。
まだ10代だった私はあまり猫は鳴くことのない動物だと思っていたのですが、一緒に暮らし始めてみると思っていたよりおしゃべりさん。
しかも年々鳴くことが増えたように感じます。
可愛い声でにゃーにゃー言っているのは構わないのですが、体調不良や仕事が忙しいときなど早朝に鳴かれるのは少し困ったもの。
連日起きるまで鳴かれると『ちょっと勘弁してくれませんか…』と泣きそうになってしまいます。
しかし、猫だって猫なりの事情があり鳴いているはず。
その原因をきちんと見極めれば『早朝鳴き』を少しは軽減できるはずです!
猫がなぜ早朝に鳴くのか、その理由と対処法をご紹介します。
◆お腹がすいた
一番よく聞く猫の早朝鳴きの原因は『餌がほしいこと』です。
基本的には完全室内飼いで暮らしている猫は人間と同じサイクルで動いているためあまり夜行性の習性を見せることはありません。
しかし中には夜行性の習性が抜けず、どうしても朝方におなかがすいてしまう猫もいるようです。
お腹がすいているから飼い主さんをなんとか起こし餌を貰おうと考え飼い主さんが起きるまでなき続けるのでしょう。
しかし『餌がほしい』の鳴き声にしたがって餌をあげてしまうと『早朝に鳴けば餌がもらえる』と猫は覚えてしまいます。
飼い主さんがどんなにしんどくても、どんな事情があっても、鳴けば餌が出てくると刷り込まれてしまった猫は餌が出てくるまで鳴き続けるようになってしまうかもしれません。
飼い主と猫はお世話係と王様のような関係かもしれません。しかし猫に人間に合わせてもらうことも長く一緒に生活をするためには必要なことです。
早朝に餌がほしいと鳴かれても餌をあげず、人間が起きる時間までは放っておきましょう。
しばらくは鳴き続けますが、鳴いても無駄だとわかれば鳴かないようになり、そのうち人間の生活サイクルに合わせて行動できるようになります。
少し根気が要りますが、飼い主さんがしんどくなったり倒れては猫のお世話をする人がいなくなってしまっては、もともこもありませんよ!
少し心を鬼にして無視しましょう!
◆遊んでほしい
『お腹がすいた』という理由と同じく、まだまだ人間の生活サイクルに合わせられず、夜行性の習性が残っている猫ちゃんはよく『遊んでほしい』と早朝に鳴くようです。
早朝に『遊んでー!』と鳴かれた場合も基本的には『無視』で対処します。
しかし、ただ『無視』しているだけではいけません。
早朝に遊ばない変わりに飼い主さんが夜眠る前や猫が夜寝てしまう前、30分程度はめいいっぱい遊ぶようにしてあげましょう!
眠る前に猫が疲れるまで遊ぶことで猫も『夜眠る』習慣を身につけることができ、遊んでほしい気持ちも満たされるため早朝鳴きが少しは減るはずですよ♪
◆トイレのお知らせ
実は我が家の猫が早朝に鳴く一番の理由が『うんちのお知らせ』です。
毎日毎日早朝にうんちをする訳ではないのですが、うんちをすると必ずと言っていいほど『トイレをしたので早くきれいにしてくださーい!』と大声で起こしにやってきます。
そしてこればっかりは生理的な欲求で我慢しなさい!と言えるものではないでしょうし、毎日毎日早朝にトイレをする猫はあまりいないので、早朝にトイレのお知らせをされたらさっさと片付けてしまうより他ありません。
もし毎日早朝にうんちをするのであれば、夜にご飯をあげる時間の問題なのかもしれません。
餌の時間を少しずらすことで排泄の時間をずらすことができるかもしれません。
少し遅めに餌をあげるなど『ご飯タイム』も少し調節してみましょう。
いかがでしたか?
早朝に鳴く理由とその対処法をご紹介しましたが、他にもまだ早朝鳴きの原因はあるんです。
後編でも引き続き『猫の早朝鳴きの理由と対処法』をご紹介しますね♪ 情報提供元: 猫壱