日本人なら誰でも知っている「ねこふんじゃった」という歌。この曲は海外でも親しまれているそうですが、実は海外では全く違うタイトルや歌詞として歌われているのをご存知ですか?



この曲のタイトルは、



・ロシアでは「犬のワルツ」

・ルクセンブルグでは「ノミのマーチ」

・キューバでは「アヒルの子たち」

・スペインでは「チョコレート」

・フランスでは「カツレツ」



というタイトルなのだとか。全然猫とは関係ありませんね(笑)もともとこの楽曲は海外で作られた作者不明の曲。親しまれてはいますが、それぞでの国でメロディに合わせて自由に歌詞を考えたようです。



ちなみに日本でもこの「ねこふんじゃった」の歌詞は様々なバージョンがあります。



「金魚鉢を蹴飛ばした~♪」という歌詞や、踏まれた猫がびっくりして飛び出し、アメリカで大統領に会う、というユニークな歌詞もあるそうですよ。



 

■猫は第4オクターブのミの音が好き!?


1932年にフランスの研究者が行った実験によると、猫は「第4オクターブのミの音」に性的に興奮することがわかったとか。



猫の求愛の時期はだいたい春と秋。夜中に近所で鳴り響く猫の鳴き声はこの「第4オクターブのミの音」なのかも知れません。



もしこれが事実だとしたら、猫は絶対音感を持っているのかも?ぜひ猫が求愛を始めたら、鳴き声を聞いてみて下さいね。



 

■猫を弾く?音楽会があった






猫は音楽家にとってインスピレーションを与えてくれる動物だったのかも知れません。



17~18世紀に活躍したイタリヤの作曲家、ドメニコ・スカルラッティの名曲、「ソナタ・ト短調」は、猫がピアノの鍵盤の上で大暴れした様子からイメージして作られたと言われています。この曲は別名「猫のフーガ」と呼ばれているとか。



またショパンで有名な「猫のワルツ」も同様にこの猫のシュチュエーションからヒントを得て作曲されたと言われています。



猫の様子から曲が作られるのはとても微笑ましいエピソードですが、17世紀のドイツの学者、アタナシウス・キルヒャーは、なんと「猫を弾く」音楽会を開いた人物。



まず猫を箱に入れて頭だけ出した9匹の猫をピアノの鍵盤の前に置き、順番に猫の尻尾を締め付けることで猫がニャーと鳴きながら頭で鍵盤を叩いて音を出した、という今ではとても考えられない音楽会だったそうです。



この音楽会は当時は大成功を収めたそうですが、現代ではとんでもない虐待です。猫には踏んだり蹴ったりな話ですね。





いかがですか。猫が音楽に与える影響は意外と大きいようです。YouTubeの動画では、まるで人間のようにピアノの前に座って前足で鍵盤を叩いてピアノを弾く猫も紹介されています。



最近は猫をリラックスさせるCDも発売されているとか。猫へのプレゼントに、ぜひ参考にされてはいかがでしょうか。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 猫は第4オクターブの○の音が好き!猫と音楽の不思議な関係