例えば猫は貝を食べると耳が落ちるとか、猫は猫舌だとか…。
猫を飼っていれば聞いたことがあるのではないでしょうか?
けど、ホタテ味などの貝の味がついたキャットフードもあるけど、本当に食べたら耳が落ちちゃうの?うちの猫は白湯をのむんだけど…などの疑問も浮かんじゃうので、真偽はちょっと気になるところ…。
この『噂』たちはホントのことなのか、それともウソか。
真実に迫ります♪
◆貝を食べると耳が落ちる
東北地方では昔から『猫がアワビを食べると耳が落ちる』と言われています。
私も現在飼っている猫を拾い家に連れ帰った時に父から『貝をあげたら耳が落ちるから貝はあげないように』と言われました。
また10代だった私にはかなり衝撃的な言葉で、フードなども貝味のものは避けるようになったほど…。
猫のフードや缶詰には貝味のものがたくさんあるのに、貝が本当に猫に危険なの??と疑問に思ってしまいますが、この『噂』はホントのことなんです。
しかしどんな貝でも猫の耳が落ちるのか、というとそうではありません。
アワビ・トリガイ・ サザエ・トコブシなどのミミガイ科の貝を猫が食べると『光線過敏症』といって日光に当たると発心などが出るようになってしまいます。
猫は皮毛があるため体にはなかなか光線過敏症の症状は現れませんが、毛と皮の薄い耳は光線過敏症の症状が現れます。
症状がひどくなると猫が耳をかきむしりすぎて耳がとれてしまうことがあるそうです。
耳が落ちることのあるアワビなどの貝だけが危険なのかと言うと、そうではありません。
アサリやシジミなど普段食卓に並ぶことの多い貝も食べ過ぎると嘔吐や下痢などの症状がでるため、あげない方がよいでしょう
ちなみに、キャットフードや缶詰によく使われる『ホタテの貝柱』は猫が食べても中毒を起こすことがないのだそう。
猫の食べられる数少ない『貝』はホタテの貝柱だから、よく『ホタテ味』のものをみかけるようです♪
『ホタテ味』や『ホタテの貝柱入り』のフードや缶詰めは猫が食べても耳は落ちないので安心してあげてくださいね!
◆猫は猫舌?
熱いものを食べられない人・苦手な人を『猫舌』と言いますが、猫も本当に熱いものが食べられないのでしょうか?
実はこれ、半分ホントで半分ウソなんです。
猫は元々肉食動物です。そのため、動物の体温程度の37度~43度程度のお湯や食べ物の方が冷たいお水や冷たいご飯よりも好んで食べると言われています。
しかし、それ以上の温度になるとあまり自然界では口にすることがないため飲んだり食べたりすることはできなくなります。
猫は熱々のものはダメですが、ちょっとぬるくちょっ温かいくらいの温度の飲食物は好きなんです♪
ちょっとした温かいものもダメ!という『猫舌』ではありませんが、熱々のものは食べられない『猫舌』なので、半分ウソで半分ホントという判定に…。
ちなみに、だいたいの野性動物は自然界ではほとんど口にすることがない『熱々の食べ物や飲み物』が苦手なんだそう。
熱々のものを美味しいと思うのは人間くらいなのかもしれませんね。
いかがでしたか?
案外噂はホントのことが多いのかもしれませんね。
噂になるということは、ナニか原因があるもの。
その原因を探って、調べてみると新しい発見や猫に関する深い知識が得られて楽しいかもしれませんね♪ 情報提供元: 猫壱