「猫の柄」かも知れません。
「猫の柄は猫の数だけある」これはおそらく事実でしょう。なぜなら、猫の柄はクローン猫の場合でも全く違った「柄」が生まれたからです。
2001年12月22日、アメリカのテキサス州A&M大学の研究で、レインボーという名前の三毛猫のDNAを使ってレインボーのクローンを誕生させました。
しかし誕生したのは、そっくり同じ三毛猫ではなく、全く違うサビ柄の猫。猫の被毛の色を決める遺伝子は非常に複雑なため、わずかな変化でも柄が変わってしまうと言います。
猫の柄もそうですが、実は猫の場合、人間の指紋のような働きをするのが「鼻紋」です。この鼻紋が同じ柄の猫もいないそうです。
動物界において、同じ動物なのに柄が違うのは猫と錦鯉くらいなのでは?そう言われると、猫はとってもミステリアスですよね。
今回は、そんな猫の柄が猫の鼻と肉球にも影響するという関係性をご紹介しましょう。
■猫の鼻の色は体の柄に合わせて遺伝子が決まっている
猫の鼻の色。あなたは自分の愛猫の鼻の色を覚えていますか?あれ、確かピンクだったよね…。
念のため寝ているカイトの近づいて調べたところ、彼の鼻の色は「茶色」でした。カイちゃんごめんよ。。。
実は猫の鼻の色は体の柄に合わせて遺伝子が決まっているそうです。
大雑把に分類すると、
・三毛猫:の場合:ピンクの鼻が多い。しかし黒い鼻や濃いオレンジ色が混じる場合があります。
・サバトラやキジトラの猫の場合:ピンク系の鼻が多いですが、茶色に鼻の縁が黒くなる傾向があります。
・白猫:メラニン色素が薄い白猫は、ほとんど鼻がピンクです。
・茶トラ、白が多い黒白猫:ピンクの鼻が多く見られますが、同じピンクでもややオレンジがかった色の鼻も見られます。
・黒猫、サビ猫、黒が多い白黒猫:体の色に合わせて鼻も黒くなります。柄に黒が多いほど、鼻の色も黒くなります。
■肉球も猫の柄で色が変わる
肉球の色は、体のメラニン色素の量と関係します。白猫や茶トラ、白が多いキジトラやサバトラ、そして三毛猫は「ピンクの肉球」の可能性が高くなります。
しかし白い部分が少なくなると肉球のピンクに黒が混じるまだらの色になります。グレーの毛色の猫は肉球もグレーになり、黒猫の肉球は黒が一般的です。黒と茶のサビ猫の場合は肉球も濃い茶色になる場合があります。
いかがですか。猫の柄は鼻と肉教にも影響が出ることがわかりました。猫は神秘的、と言われる理由は、「同じ柄がいない」という猫の柄も影響しているのかも知れませんね。 情報提供元: 猫壱