猫が甘えてくれない、抱っこどころか触ろうとするとシャーシャー怒る(泣)こんな悩みを持つ飼い主さんは多いかも知れません。



猫を飼う場合はその猫の成育歴を確認すること。とくに野良猫を引き取って家で飼おうと考えているなら、その猫が生後8週間未満であることが大切だと言われています。



猫が人間と仲良く暮らせるかどうかは生後7~8週間までに人間と接しているかどうかが必要だといいます。



「ネコ学入門」という本を上梓したクレア・ベサントは、



「野良ネコの場合、生後7~8週間までに人間と接していなかったネコは人間に対してリラックスしたりするようにはならないし、まして普通の家庭環境で落ち着くことはない。」



と言い切っていました。ネコはツンデレ、といいますが、子猫時代の生育環境によってネコの性格は決まってしまうようです。



しかし!ネコだって生き物です。気持ちが変化する事だってあるはず。私は保護猫、保護犬しか飼ったことがありませんが、家に迎え入れた犬猫はだいたい懐いてくれるような気がします。



今回は、多分こうすれば猫はあなたに甘えさせてくれるかも?というポイントを3つご紹介しましょう。



 

☆ネコのことはネコに任せる








ツンデレで抱っこ嫌いなネコを家に迎えた場合、できればもう1匹ネコを飼う事をおすすめします。性格が正反対の、とっても甘えるのが好きなネコを一緒に飼ってみて下さい。



猫は単独動物、といいますが、実は仲間と過ごすのが好きだと言う事が分っています。犬の様にじゃれ合わなくても、一定の距離を保って日向ぼっこをしたり、一緒にお昼寝をするのは嫌でなない様子。そして何より、「他に仲間がいる」という環境はネコにリラックスする環境を作り出します。



あなたにデレデレと甘える仲間を見て、ツンデレな猫は少しずつあなたに心を開くかも知れません。少なくとも、「コイツは悪いヤツではないらしい」と認識するはずです。



 

☆匂いを味方につける








動物は「目」で物事を確認するよりも「匂い」で物事を判断するらしい、ということが分っています。猫は視力があまりよくありません。ご飯を食べる時も必ず匂いを嗅いでから食べますよね。



飼い主から自分が好む匂いがすると、自然に近づいてくるかも知れません。ネコが好む匂いとは、ズバリ「自分が安心できる匂い=自分の匂い」です。



猫は不安になるとオシッコをかけてマーキングしますよね。もしあなたがどうしてもネコと仲良くなりたいなら、そのネコのオシッコの匂いを自分の洋服にちょっと付けてみるというやりかたもいいかも知れません。



オシッコの匂いは強烈すぎて無理、というなら、そのネコが好きな寝場所に自分も寝てみたり、ネコが好む「マタタビ」や「フェリウェイ」という匂いを自分の手につけてからネコに近づく、と言う方法もアリかも知れませんね。



 

☆ネコのマネをする








ネコをよく観察してみて下さい。音を立てずに歩き、高い声で鳴き、お昼寝が大好き。これをあなたも真似してみましょう。



家の中でゆっくりと音を立てずに歩き、ネコを呼ぶ時はネコの鳴き声と同じ音域で呼びかけ、ネコが昼寝をしていたらちょっと離れた場所で昼寝する。



ネコをあなたに合わせるのではなく、あなたがネコに合わせてみる。これはムツゴロウさんが動物と仲良くするときにやっているやりかたです。





いかがですか。この3つの方法。成功するかどうかはあなた次第。参考になれば幸いです。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 抱っこさせてくれない(泣)ツンデレな猫を甘えさせる3つの方法