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現時点でのAIには「意志」や「悪意」はありません。
それは今回の事件でも同じです。
とはいえ、重要なのは「人間側の認知」です。
たとえ中身がただのアルゴリズムでも、人間に似た姿で危険な動きを見せれば、「このロボットは危険だ」「支配されるかもしれない」と感じてしまうのです。
こうした認知的不安は、今後AIやロボットが社会に普及する上で、大きな障壁となり得ます。
私たちは今後ますます、「どうすれば人間は安心してロボットと共存できるのか?」という問いと向き合っていかなければならないのです。
参考文献
Why did this humanoid robot go nuts and nearly injure its handlers?
https://newatlas.com/ai-humanoids/humanoid-robot-nearly-injures-handlers-unitree/
ライター
大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。
編集者
ナゾロジー 編集部