片腕の少女

カリフォルニアに住む2歳の少女、スカーレット・ティップトンちゃん。
彼女は生後わずか10ヶ月の時に大手術を受けました。
”未分化紡錘細胞肉腫”という通常の3倍以上の大きさの腕を持った状態で産まれてきたため、左腕を切断せざるを得なかったのです。


まだ2歳のスカーレットちゃんですが、すでに他の子供たちと自分が違うことに気付いているよう。
そんな彼女のために、両親は6ヶ月間彼女の友達探しをしました。

三本足の猫


クリスマスの1週間前、スカーレットの両親の元に連絡が来ました。
右の前脚が引き裂かれ、瀕死の状態で見つかった生後3カ月の子猫(ホリー)が保護されているというのです。

痛みを分かち合える親友に出会ったネコと少女

同じ境遇の親友

クリスマスイブの日、両親はスカーレットちゃんと息子のケイデンくんを連れ、動物シェルターを訪れました。
すると、ホリーの傷跡を見たスカーレットちゃんはホリーを指して「イタイイタイ」と両親に訴えたそうです。
そして1週間後のその年の最後の日、ホリーはティップトン家に家族の一員として迎えられることに。


ホリーはスカーレットちゃんに、「辛いのは自分だけではないという勇気」や「同じ境遇を持つ仲間だからこその安らぎ」を与えているのかもしれません。
そしてそれは逆も同じこと。
彼女たちはお互いに理解し合い、助け合える本当の親友と言えるでしょう。
もはや彼女たちに乗り越えられぬ困難はないと思わせられます。

 
情報提供元: mofmo
記事名:「 片腕を失った少女が出会った親友。それは自分とよく似た猫だった。