ホスピス患者のたった一つの願い

子猫が大好きなキャロルさん

ミズーリ州カンザスシティーにあるグローブ・コミュニティー・ホスピス(GCH)は死を間近にした患者さんの身体的苦痛や精神的苦痛を和らげる緩和ケア施設。そこに入院している一人の患者キャロルさんにはたった一つの願い事がありました。

子猫が大好きなキャロルさん。ある日ホスピスのスタッフがキャロルさんに今したい事を訪ねると、キャロルさんは一言「子猫と戯れたい」と答えました。

GCHのスタッフはキャロルさんの願いをどうしても叶えてあげたいと、同州のメリアムにある動物愛護団体グレート・プレインズSPCA(GPSPCA)に協力を求めます。

ペットは一番のお薬

どんな高価な薬よりも動物と触れ合う事は時には最高の薬になる。そんな考えからGPSPCAはホスピスからの要請を二つ返事で快諾。

そしてGPSPCAがバスケットいっぱいの子猫を連れてホスピスを訪問すると...

バスケットの覆いを取り外すと、キャロルさんは大喜び!

子猫まみれ❤

キャロルさんが一匹の子猫を腕に抱くと、他の子猫達はキャロルさんの周りをワンサカ!

子猫まみれになってとっても嬉しそうなキャロルさん!
「ああ、なんと素晴らしい!この子は本当に可愛いわ!」

猫たちの大役は今回が初めてじゃなかった!

ヒゲの生えた天使達

GPSPCAではこれまでも何度か動物達を連れて養護施設を訪問した経験がありました。

キャロルさんがこの日出会った子猫達は実はGPSPCA預りボランティアさんの元で暮らしている子達。

本当は人に癒されたい子猫達が、反対に人を癒す大役を見事やってのけてくれました。

こうしてキャロルさんの願いは叶ったのです。

「子猫ちゃん達はおヒゲの生えた天使ね!」

そう言って子猫達を愛おしそうに抱きしめるキャロルさんなのでした。

キャロルさんの願いが叶った瞬間の動画はこちら↓

治せる薬のない患者さん達にとって、子猫ちゃん達は最高のお薬になったようですね。

このような人にも動物にも優しいシステムが、一日も早く世界中で理解され広がりますように

 
情報提供元: mofmo
記事名:「 カゴいっぱいに入った子猫に任された任務!患者さんの願いを叶えた瞬間に幸せな気持ちになる。