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では犬にも味の好みはあるのでしょうか?
今まで問題なく食べていた餌を急に食べなくなった!
という経験をお持ちの飼い主さんは多いのではないでしょうか?
犬にもやはり、餌の好みはあるのです。
そして急に好みが変わる可能性も多く、その場合犬の好みの餌を探しなおす必要があります。
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まず、犬は「嫌悪記憶」のある食べ物は二度と口にしない傾向があります。
その餌を食べて嫌な記憶ができてしまった場合、その食べ物をその嫌なことの理由と考えるのです。
たとえば、餌を食べてすぐに腹痛が起こったとします。
腹痛の直接の原因がその餌ではないとしても、犬はその餌を腹痛の原因と認識します。
その結果、餌を食べるとまた腹痛が起きると思い込んでその餌を食べなくなります。
この場合、やはり餌を変える必要があるでしょう。
また他の餌を食べてその味のほうが気に入った場合、前の餌を食べなくなってしまうこともあります。
犬は味のより濃いもの、甘いものを好む傾向があります。
まず、食べなくなってしまった餌の何に問題があるのか知りましょう。
味、食感、匂い、何が気に食わないのか調べます。
まず食感を変えてみましょう。
今までの餌がドライならば、少しお湯でふやかしてウェットにして与えてみます。
それで食べるようになれば、柔らかい食感のほうが好きということでしょう。
また今までのドッグフードの上に少し匂いの強いものを混ぜて与えてみることもできます。
少量でもささみなどの肉類をドッグフードの上に置いてみましょう。
その匂いでドッグフードを全量食べるようになるならば、少しその方法で様子を見てみましょう。
それでもささみだけ食べてドッグフードを残すならば、やはりドッグフードを変える必要があるかもしれません。
違う種類の餌を少し混ぜて与えてみましょう。
従来の餌に、10パーセント程度のみ新しい餌を混ぜてみます。
それで食いつきが良くなるならば、次の日は20パーセント新しい餌にしてみます。
このように毎日少しずつ新しい餌を加えてみましょう。
この方法は犬の胃のためにも良いです。
今まで慣れた餌から急に新しい餌になると、犬の敏感な胃はびっくりしてしまいます。
下痢や腹痛を起こす可能性があります。
少しずつ変化させることで、犬の胃も変化に対応できるでしょう。
餌を変えても食いつきがよくならない場合はどうすれば良いでしょうか?
そんなときはオリジナルフード、手作りの餌に挑戦してみましょう。
手作りの餌ならば、愛犬に必要な栄養素を自分の目で確認して与えることができます。
犬種によって必要な栄養素は変わってきます。
また年齢によっても必要な量も変わってくるでしょう。
その時の必要、好みに合わせて変更できるという点で、手づくりフードはおすすめです。
これらの方法を試していくうえで、愛犬の好みの味や食感、匂いがだんだんとわかってくるでしょう。
愛犬にも、個体によって好みの傾向というものがあります。
飼い主がその好みの傾向を掴むならば、その後また食いつきが悪くなったとしてもすぐに対応できるでしょう。
犬にとって、食事する力は生命力と直結しています。
良い食事を摂らせてあげることは飼い主の責任なので、ぜひ食事の好みを掴みましょう。
犬の好みを知る方法はいろいろあります。
ぜひ愛犬にも試してみて、我が子の味の好みを知りましょう。
味の好みを知ることは、愛犬のことをより深く知ることに繋がります。
愛犬のことをよく知り、変化が生じてもそれに対処し健康に過ごすためにも、好みを深く知っておきましょう。