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ですから犬の聴覚は、優れた身体能力の一つといえます。
また犬の聴覚が優れているといえるのは、犬が寝ている時に、嗅覚は機能を停止していますが、聴覚はいつも働いているからです。
物音を立てると「何だ!何だ!」とすぐに起きあがります。
そうです。犬が番犬として活躍できるのは、この常に物音を察知してくれる聴覚という優れた身体能力のおかげなんですね。
さらに、犬の聴覚は遠く離れた場所の音も聞き取ることが出来ます。その距離は、人間の約4倍と言われています。
飼い主の足音が聞き取れたり、飼い主が運転する車のエンジン音を理解できたりするのも、この犬の優れた聴覚の身体能力のおかげのようです。
Aneta Jungerova/shutterstock.com
犬の視覚は、人の視力で表すと0.2~0.3程度のようです。
ですから、目が悪い人と同じように、ぼんやりしていて、くっきりとみることができないようです。また、犬の視覚は、色の識別能力が低く、見分けられる色は限られているようです。
でも、犬の視覚の優れている点は、動きのあるものに対して、人間の視覚より、犬の視覚は、とてもとても発達しているんです。犬の視覚は、動くものには例え100メートル先でも敏感に反応します。
また、犬の視覚に関して、視野がとても広いことも優れています。人間の視野は約180度なのに対して、犬の視野は約250度を見ることができるといわれています。
ですから、危険を察知したり、獲物を探すときなどに対して、この犬の視覚は、優れた身体能力といえます。
また、犬の視覚には、暗がりで物を判別して見る能力を持っています。それは、人間の8倍といわれています。
犬の視覚は、狩りをする上でとても役立つ優れた身体能力として発達していったのでしょうね。
Grisha Bruev/shutterstock.com
犬の嗅覚の細胞ってどのくらいあるか知ってますか。
人間の嗅覚の細胞は、約500万個なのに対し、犬の嗅覚の細胞は、なんと!約2億~数十億個もあるんですよ。
ですから犬の臭覚は人間に比べて、最も優れている身体能力といえるでしょう。
また犬の嗅覚は、匂いを嗅ぎ分ける点で人間の嗅覚に比べ約100万倍差があります。
犬の五感(聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚)の中で、特に優れている部分が嗅覚です。
また、犬の嗅覚は、匂いを頭の中でそれぞれ違ったイメージを作り上げていて別々に識別しているようです。
ですから、いろんな匂いがあっても匂いをイメージで捕らえているため、ほかの匂いと区別できるんですね。
この犬の嗅覚の身体能力のおかげで、私たち人間はとても恩恵を受けていますね。
例えば、犬の嗅覚は災害に遭った時にがれきの下に埋もれていても探し出すことができます。
また、犬の嗅覚は、犯人を捜すのに犯罪捜査で役立っています。そして犬の嗅覚は、麻薬捜査などでもとても活躍しています。
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犬の運動能力として、走るのが得意で、犬の種類によりますが最高で70Kmで走ることもできる犬もいます。
また、犬の運動能力として、速く走るだけではなく長く走ることもできる点でも優れています。さらに、犬の運動能力にはジャンプ力があります。ジャンプ力を競う運動にも優れています。
そして、犬は、水の中を足で必死に使って、うまく泳ぐ運動ができます。
そうした、犬の運動にかかせないものがあります。それはシッポなんです。走ったり・飛んだり・泳いだり・急停止といった運動をするための“バランス”(かじ)の役目をします。
犬の運動能力はとても素晴らしいものです。それですから、毎日、犬を散歩させて運動をさせないと運動能力が有り余って、ストレスがたまってしまうので飼い主さん散歩を怠らないようにしましょうね。散歩だけではなく、ボール投げ、フリスビーなど飼い主と一緒に遊べる運動も取り入れましょう。