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さらに、室内犬であればウォーミングアップとして、少しの時間早歩きをしてからジョギングを始めます。外と家の中での温度差があるためです。
夏場は特に注意が必要です。
犬も人間と同様、熱中症になります。なるべく昼間の暑い時間を避けて、必ず水をあげてください。
真夏のアスファルトやコンクリートは高温です。素足で走る犬は靴を履いていないので、熱い路面によって肉球にやけどを負うことが多くあります。
走る距離にも、注意が必要です。
また、犬が疲れている様子であれば、走るのをやめすぐに休憩してあげましょう。
食後のジョギングは控えましょう。
お腹が膨張し、胃捻転という病気を引き起こす確率が高くなる為です。
犬は、走るのが大好きです。しかし、ここで気をつけたいことはいきなり長時間走ることは危険です。
犬が慣れてきたら、少しずつペースをあげていきましょう。
いつも犬を観察してください。疲れている感じなら走るのをやめ休憩してあげましょう。
また、どこか痛がっていませんか?
犬は我慢強いので、肉球にキズやアスファルトで火傷をしても何もいいません。
ですから、飼い主がいつも犬のサインを見逃さないようにしましょう。時々、立ち止まって犬の体をチェックするとよいでしょう。
子犬はまだ小さすぎるので、ジョギングはできません。まだ、骨や筋肉もきちんと形成されていないためです。
パグやフレンチブルドッグ等のマズルがぺちゃんこな犬はジョギングには不向きです。
激しく走ると、呼吸器官が発達していないので過呼吸や呼吸困難などになるためです。
また、7歳を超える高齢犬も体力が落ちていくので気をつけましょう。
小型犬がすべてジョギングに不向きであるとは言えません。
たとえば、映画「マスク」でおなじみの小型犬のジャックラッセルテリアは、ジャンプ力も優れています。一緒にジョギングすると大喜びします。
また、牧羊犬であるボーダーコリーもジョギングに適しています。
ハンティングドッグはジョギングに最適な犬種です。中型犬の雑種もジョギングに向いた個体が多いです。
ジョギングに適した犬種と不向きな犬種は一般的な考えなので、それを目安にしながら、どの犬種にも適度な運動をさせて健康的に走るようにしましょう。
Maria Sbytova/shutterstock.com
リードは犬と飼い主の距離が遠すぎず、近すぎない程度の長さが適当で、一般的には1~2mが適当であるとされています。
リードが短いと犬は常に窮屈な状態となりストレスがたまります。逆にリードが長すぎるなら、犬が自由に走ることがでるので、車道に出て車や自転車に接触してしまう危険があります。
小さい子供が犬に近づいた時に、すぐに遠ざけることができなくて子供に飛びついてしまうリスクもあるでしょう。
中には、掃除機のコードリールのように、ひもを巻き取ることができるリードもありますので、ある程度の自由を与えながら、必要な時にはコントロールできる距離が保てるので便利です。
リードを買い揃えても楽しいですね。
ManuelfromMadrid/shutterstock.com
小型犬なら数キロまたは数百メートル程度で疲れてしまう個体が多いですが、ラブラドールレトリバーなどの大型犬は体力があるため、30㎞は平気でジョギングできます。
しかし、犬種や個体差もあるので体格だけで走れる距離を判断することはできません。
小型犬の例外はジャックラッセルテリアです。大型犬並みの体力があります。
中型犬では、柴犬の体力もかなりのものです。数キロ程度の距離では足りません。
距離がわからなければ、距離を計るスマホ用アプリを使ってもいいかもしれませんね。
健康を保つのに犬にとってジョギングは大切です。ジョギング用におしゃれなリードを買ってもテンションがあがりますね。
でも、犬の体格や個体差も考えてふさわしいリードを選び、それぞれに適した時間や距離にしてあげることも忘れないでおきたいですね。