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特に屋外では、犬の体や顔が人間のよりも、ずっと暑い路面に近いところに位置しているわけです。
それだけ暑さをまともに受けやすいということは容易に察することができます。それで、人がちょっと暑いなと感じる時は、犬はかなり暑いということを覚えておくとよいでしょう。
夏の暑さのために失われた、塩分やミネラルを補給することは犬にとっても大事なことです。ただ犬は人間と違って、汗腺が少ないので、人が補給するのと同じ量の塩分を摂取するとかえって危険です。
犬の体ではきちんと消化吸収できないため、腎臓を痛めてしまう可能性があります。
塩分の含有量だけでなく糖分の量にも注意する必要があります。やはり人間用に作られているので、犬にとっては糖分が多すぎてしまい、普通に与えるなら吸収できる糖分量を超えて、逆に健康面で有害な影響が及びます。
外出先で犬が熱中症や脱水症状になった場合は、緊急時の処置として市販のスポーツドリンクを与えることがあるとしても、水で3倍以上に薄めてから飲ませるようにしてください。
人が飲むドリンクに含まれるいろいろな成分が、犬にとってはかなり濃度が高いことを念頭におくなら、犬用にスポーツドリンクを作ってあげる方が良いでしょう。
だからと言って、やはり塩分を含むので、水代わりに与えるのではなく、脱水症状の時や暑さにより元気がない時だけ与えるようにしましょう。