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おやつでもアジリティーのしつけは行うことは出来ますが、ボールでトレーニングを行ったほうが、体重管理にもなりますし、なによりもスピードが増します。
アジリティーはハードルやトンネルをクリアしてタイムを競うドッグスポーツですので、タイムを速くするには、ボールでトレーニングをしたほうが良いでしょう。
アジリティーは犬のリードを外して行う競技です。リードを放した瞬間にどこかに走り去ってしまうようではいけません。そのため、基本的なしつけを行い、「すわれ」「ふせ」「まて」「こい」、くらいはきっちりとしつけを行わなければ、アジリティートレーニングの基礎にも進むことは出来ません。
しつけの基礎をしっかりと行った後は、とうとうアジリティートレーニングです。
初心者クラスでは、主にハードルとトンネルのみです。それ以上のクラスになると、シーソーやAランプ等がありますが、一先ずハードルとトンネルのご説明をいたします。
ハードルに必要なしつけは、「まて」です。「まて」が出来れば、アジリティートレーニングは問題なく行うことが出来ます。
犬にハードルを飛ばせる際には、「ホップ」とコマンド(命令)を行います。
まずは犬をリードにつないだまま、コマンドを言います。そしてリードで犬をハードルのほうに導きます。このとき、ハードルにつけてあるバーは、一番低い位置にしましょう。
ハードルに導くと、犬はハードルをまたぐように飛びますので、そのときに褒めながらボールを前に思い切り飛ばします。それを繰り返すことで、犬はホップと言われて、ハードルを飛び越えるとボールが前に飛んでいくと覚えていきます。
最終的にはボールを飛ばさなくてもコマンドだけでハードルを探して飛ぶようになります。
ハードルを飛べるようになったら、次はトンネルのトレーニングです。
トンネルも同様で、「トンネル」とコマンドを言い、リードで犬をトンネルまで導き、トンネルを出た瞬間にボールを前に投げます。
最初のうちは、トンネルをまっすぐにして向こう側を見れるようにしておけば、犬も怖がらずにトンネルをくぐるようになるでしょう。
このしつけを何回も行い、徐々にトンネルの角度をつけることで、トンネルの先が見えなくても、犬はトンネルをくぐるようになります。
この2つが出来るようになれば、アジリティートレーニングの基本は完了です。
Lobstrosity/shutterstock.com
アジリティーは、ドッグスポーツではありますが、犬と一緒にトレーニングをすることで、犬と人の運動不足解消、それに加えて、しつけも出来、犬との信頼関係も築ける、一石二鳥の競技です。
アジリティートレーニングをすることが出来る施設は、ドッグラン等限られていますが、臆することなく、犬のしつけだと思ってアジリティートレーニングをしてみましょう。
きっとすぐにアジリティーの魅力に気が付くはずです。まずは初心者クラスの大会出場を目標にがんばりましょう!