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熱中症は、少し元気がなくなったなと思ったら急激に体調が悪化していってしまいます。
室内だからと気を抜かずに、しっかりとした熱中症対策をして元気に夏を乗り切りましょう。
夏本番を前に5月や6月でも日によって夏のように暑い日があります。
犬は人間のように体中から汗をかくことができないため、舌を出してハアハア…と息をするパンティングをすることで体温を下げようとします。
特に長毛腫や太り気味の犬、子犬や高齢犬は体温調節がうまくできないのでより注意する必要があります。
犬が暑がり出したら夏でなくとも熱中症対策をしてあげましょう。
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人間の体感ではなくきちんと温度湿度計を見て判断することが大事です。
温度湿度計は犬が普段生活する場所や高さに合わせると、より犬の熱中症対策の目安になります。
室内犬の様子と合わせて、こまめにチェックするようにしましょう。
夏の節電は大切ですが、室内犬にとっては夏の暑さは我慢しようとしてできるものではありません。室内犬の様子や温度湿度計をチェックして適切に使用しましょう。
エアコンの風は犬に直接当たらないようにし、扇風機などで部屋の空気を循環させるとよいでしょう。
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エアコンが使えなかったり、エアコンの風が苦手な室内犬もいます。クールマットやジェルマット、ステンレス板や大理石、すのこなどを与えてみるのも良いでしょう。
ただし、かんだり破いたりしてしまう可能性もあるので犬の安全を考え、飼い主が様子を観察できる状態で試してから使用するようにしてください。
他にも凍らせたペットボトルや保冷材をタオルでくるんで首筋や内またに挟んであげたりしても良いでしょう。
自分で動けない高齢犬は特に注意し、こまめに体位を変えたり冷やしすぎにも注意しましょう。
夏は室温の高さから給水器や器の水に雑菌が繁殖しやすいです。こまめに洗浄し、常に清潔な水をいつでもたっぷり飲めるように準備してあげましょう。
また、脱水症状にならないように飲水量のチェックをしましょう。
あまり水を飲まない場合はウェットタイプの食事やスープ、ドライフードに水を入れたりふやかしたりして水分を摂取させましょう。
水分接種を兼ねて、体温を下げる作用のあるスイカやキュウリなどの、夏野菜や果物を与えるのも良いですが、与えすぎに注意し適量を守りましょう。
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犬の具合が悪くなってもすぐに手当てができないので、可能な限りエアコンなどを使い熱中症対策をしましょう。
また、ウェブカメラなどを使用し、犬の様子がうかがえるようにしておくと安心です。カメラに映るように温度湿度計を設置し、エアコンの風が出ているかがわかるように、リボンなどを吹き出し口につけておくのも良いでしょう。
息が荒くよだれが多い、ぐったりして体に熱がこもり元気がない、など熱中症の疑いがあれば、すぐに体を冷やし動物病院で診察を受けましょう!