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人間のようにわかりやすい表情を浮かべるわけではありませんが、しっぽの動きで豊かな感情を表し、人間やほかの猫とコミュニケーションを取ろうとしています。
寒い時期になると、しっぽをくるんと身体や顔に巻きつけているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
人間がマフラーを巻くように、猫のしっぽは防寒具としての役割もあるのです。保温する必要がない気温の高い時期は、冬に比べてしっぽを体に巻きつけて丸くなることが少なくなります。
他にもしっぽの付け根には臭腺があり、マーキングをするためにしっぽをこすりつけたり、巻きつけたりすることがあります。
猫のしっぽは単純に長い、短いだけではなく、分類すると9種類あります。
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中でも一般的な長くてまっすぐなしっぽは「フルテイル」と呼ばれ、長さは25cm程度です。
長いしっぽでもまっすぐではなく、カールしている種類もあります。
空中でくるっとカーブしているのが「エアリアルカールドテイル」です。
脇腹のほうに垂れ下がりながらカーブしているのが「フランクカールドテイル」です。
コルクの栓抜きのようにカールしている「コークスクリューテイル」という種類は、豚のしっぽの形状に似ていることから「ピギーテイル」と呼ばれることもあります。
猫のしっぽには途中でカクっと折れ曲がっていたり、ねじ曲がっていたりする「カギ尻尾」と言われるタイプもあります。
根元で折れて背中に沿うような形になっているのが、「フラットトゥバックテイル」です。
先端でねじ曲がっているのが「キンクドテイル」です。
短いしっぽの種類では、長さが6~7cm程度の「ボブテイル」です。ボブテイルは日本をはじめとしたアジアに多い種類です。
ほとんどしっぽがない「マンクス(ランピーマンクス)」があります。