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里親募集を仲介してくれるサイトで募集してもらう場合は、利用規約を読んでルールやマナーを遵守する必要があります。
里親を募集する経緯(理由)や里親になっていただく方の条件、犬の月齢・年齢や健康状態、ワクチン接種の有無といったプロフィールとともに写真を掲載することができます。
写真はやはり里親になりたいと考えている人の関心も高いものですし、募集する側のその柴犬への愛情を感じさせるものです。
厄介払いをするのではなく、止むを得ず手放す側の最後の愛情を注いで丁寧な募集ページを作成してあげることで、本当に大切にしてくれる里親さんへと結びつくことができるのです。
予定外の出産の場合は親犬の避妊を要請され、利用は一度限りの場合もあります。里子さんとは仲介団体の誓約書を取り交わすことが多く、規約が遵守されれば、のちのトラブルも回避できます。
よく利用する獣医さんや、ペットショップがご厚意で掲示板を利用させてくれる場合もあります。
その場合、里親希望者とは直接交渉する必要があるので、あとになってトラブルにならないよう確認事項を整理しておきましょう。
可愛い紹介写真などは希望者の目を惹くのに役に立ちますが、子犬の成長は速いので更新しないと写真と違う、などのクレームの原因になることもあります。
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柴犬の子犬の里親募集には、飼育放棄された保護犬のサポートが目的の非営利事業の場合と、ブリーダーが里親募集という名で買い手を探す場合があります。柴犬の子犬を探す自分の目的にかなった仲介機関を探し、利用規約をよく読んでおきましょう。
非鋭利目的の里親募集サイトをご紹介します。
こちらのサイトは、犬や猫だけでなく小動物や小鳥、爬虫類・両生類や魚類、虫までもの里親募集情報が掲載されています。
全部を閲覧するのも楽しいのですが、絞り込み機能を使って「犬」の里親募集のみや、「柴犬」の里親募集のみをまとめて見ることができます。
ただし、豆柴は正式な犬種名ではなく柴犬の中でもスタンダードよりも体高の低い小柄な個体をさしますので「柴犬」で絞り込みを行うと豆柴の里親募集情報がもれてしまうことがあります。
里親募集を行っている募集主さんがこの犬は豆柴だという強い思いがあると柴犬として掲載していない場合があるためです。
豆柴の里親募集情報を見落としたくない場合は、犬種を「その他」にして絞り込みを行っておくと豆柴の里親募集があった場合に見落とすことがありません。
サイトの利用にあたって閲覧は誰でも自由にできますが、意中の子を見つけて里親になりたいと応募するときには、会員登録が必要です。
会費などは無料ですが里親になることが決まった場合、犬の運搬費用や募集主さんが保護活動者だと医療費等の実費負担が必要になります。
また、このサイトでは最近ルールの大幅な改定があり、メールアドレスと電話番号での本人認証が必要です。柴犬や豆柴犬のオーナーが一般会員として無料で譲渡する場合でも、直接手渡しが必要になり、募集主と里親が会うことなく陸送や空輸で犬だけを輸送することは禁止されました。
もとより犬だけの輸送は犬には心身ともに大変な負担になり、子犬では体調を崩してしまうことも少なくないのでおすすめできませんが、直接手渡しという方法でも、あまり長旅になることは望ましくありません。
サイトのルールに従うとともに募集主さんとのコミュニケーションをしっかりとってトラブルが起こらないよう注意しましょう。
「ペットのおうち」柴犬の里親募集Africa Studio/shutterstock.com
一般家庭のペットとして生まれた柴犬の子犬は、血統書付きの犬の子でも、血統書を発行してもらうことはできません。
なので里親募集の中から血統書付きの柴犬の子犬を見つけることは非常に難しいと言えるでしょう。
成犬であればブリーダーより血統書つきで購入した柴犬のオーナーが病気や転居のような事情で手放す際には血統書つきである場合もあります。
血統書の有無だけであればそのまま犬と一緒に無料で譲ってもらうこともできますが、血統書を活用するのであれば名義変更に費用がかかるのが一般的です。
外見や性格としての柴犬の子犬と暮らしたいのであれば、里親になることには無償であることのメリットがあります。一方、血統書付きにこだわるのであれば、ペットショップや信頼できるブリーダーから購入したほうが確実です。
ペットショップやブリーダーから柴犬の子犬を購入する場合もそのペットショップやブリーダーが本当に信頼できる相手なのかしっかりと見極める必要があります。
まずはネットで気になるペットショップやブリーダーの下調べをしておきましょう。
問題がなければ実際に出向き柴犬の子犬を見せてもらいましょう。
その時、子犬は健康体か、どこか異常や病気になっていないかしっかり確認してください。
悪質なペットショップやブリーダーは子犬が異常や病気を抱えていてもそれを隠して販売しようとするところもあります。
ペットとはいえ、新しい家族になるのですから元気で健康な子を迎え入れたいですね。
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動物実験業者が詐欺を働くことへの警戒も必要ですが、実験動物は遺伝的に均一な状態を保っている「近交系」という動物を使います。
近交系マウスのbalb-cなどは「種」ではなく「系統(strain)」と言います。柴犬のような血統種は、「権威ある」公認団体が種として認定していると思っている人もいますが、実際は「種」でも「系統」でもありません。
ましてや豆柴は、体高の低い「柴犬」でしかありません。
里親の希望者は、責任をもって飼ってくれるかどうかを確認し、規定の制約書を取り交わしましょう。
責任をもって飼う、という保証としての審査がある場合もあります。
原則的には、ワクチンを打ったり身元を保証する書類の提示をしたりなどです。
ペットショップで子犬を購入するときと同じく、終生責任をもって飼ってあげる意志があれば、特に変わった条件を求められることはありませんので、心配しないで大丈夫です。
注意点としては、有償保証ではないので感染症に掛かっていたり健康状態が記載と異なったりすることが、まれにあります。
ブリーダーの有償の里親募集でなければ、子犬に血統書が付くことはありません。
血統書とは、犬の家系図であって遺伝的な種の規定ではなく、公認団体によるグッチやエルメスのようなブランド名に近いものです。
血統書付きのチャンピオン犬が賞賛されるのは、オーナーの管理努力の結果に対してであって、血筋のみが称えられる要素ではありません。