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猫の首に鈴が付いた首輪をするメリットのひとつは、猫の居場所がすぐにわかることが挙げられます。
猫は室内飼いでも、チョロチョロと狭い隙間であったり、階段を上がって別の階にいることがあります。
これは、普段室内を歩いていて間違って猫を蹴ったりする心配がなくなるというメリットもあります。
また、仮に家から脱走してしまった際に、猫の首に鈴のついた首輪をつけていることで、飼い猫だと瞬時に判断されやすいですし、首輪に電話番号等の、飼い主の情報を記載していると、見つかる可能性がグンと上がります。
しかし、猫の首に鈴のついた首輪は、メリットばかりではありません。ストレスに多感な猫だからこそ感じるストレスがあるのです。
猫はストレスに敏感です。普段の生活でもささいなことでストレスを感じている場合があります。それは猫の首に鈴があるだけでもストレスを感じる原因になりうるのです。
猫は音に敏感な動物です。それは、野良猫では特にそうですが、人間やほかの動物が少しでも近づくと急いで逃げ出したりしますよね。
猫は警戒心が強いため、知らない人や物には基本的に近づくことなく逃げてしまいます。
特に大きな音は、猫にとってストレスになります。
ということは、毎日毎日歩くたびに耳元で鳴る鈴の音がストレスにならないわけがありません。
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また、これは猫の首に鈴が付いた首輪に限った話ではありませんが、猫は先述したとおり、小道が好きな動物です。
そのため、室内にいたとしても、隙間に入ろうとして、首輪が挟まってしまい窒息死という話もよく耳にします。
Eric Isselee/shutterstock.com
実は、猫の首に鈴の付いた首輪以外でも猫はストレスがかかりやすいため、首元に何か物が付いているだけでもストレスになります。
ささいなストレスかもしれませんが、募りに募って大きなストレスになる特に神経質な猫もいます。そのため、出来れば首輪は付けないほうが良いかもしれませんが、脱走の心配がある人はそうもいきません。
それでは、多少のストレスは仕方ない。でも猫の首に鈴の付いた首輪以外で何か良い首輪はないだろうか?とお探しの人には、セーフティ首輪という首輪が市販されています。
これは、首輪が物に引っかかったら首輪が外れるといった首輪です。
この首輪であれば、窒息死の心配をする必要がなくなるためオススメです。
子猫のころであれば、猫が首輪を嫌がることは少ないでしょう。
成猫になってから首輪デビューをさせるとなると、猫は抵抗するかもしれません。
それでも、もしも迷子になったときのことを考え、首輪をつけたい!と考えている人は、まず猫に首輪を慣れさせることが重要です。
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まず猫に首輪を見せ、首輪を認識させましょう。
そして、首輪に慣れてきたら、猫をなでてあげながら少し大きめに首輪をつけてあげます。
最初は違和感があるので嫌がりますが、次第に慣れて気にしなくなるでしょう。
慣れてきたようであれば、首輪を少しきつくしてあげます。大体人間の指が2本余裕で入る程度です。
ですが、やはり猫の首に鈴があると猫はストレスを感じてしまうため、なるべくは鈴のついてないセーフティ首輪をつけてあげる方が良いでしょう。