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朝になるとやはり、お腹が減ったアピールが理由でうるさいほど鳴く、起こすようになることがあります。
このときは、猫が鳴くのに応じて餌をあげるのを、待ったほうがよいと言われます。鳴くと餌がもらえることを学習すると、うるさい朝鳴きが止まないからです。
朝起こされたくないから、カリカリご飯を置いているのにうるさいほど鳴く猫、起こす猫もいます。飼い主さんが起きると、それを確認してご飯をぱくぱく。
猫が排泄後にハイになって走り回ることがありますが、食事や排泄行為などの最中、敵に見つかると逃げ遅れるので、これらの行動にはストレスが掛かります。排泄という大事業を無事成し遂げたらテンションもあがるし、食事中は身を任せられる人に見守っていてほしい、という欲求があるようです。
食事をする場所を、猫にとっては安心できる狭い場所にする、などで改善されることがあります。
猫は綺麗好きなので、オシッコの匂いがするマットがそのままだったり、ウンチをした後に、「ウンチしましたよ、ちゃんと片付けてね」の意味合いで〝わざわざ〟報告しにやってきたり、トイレをしようとしたら先に他の猫がウンチをしたままだったりすると早く綺麗にしろと鳴いて要求してきます。
しかも、早朝に!
こればっかりは仕方ありません、さっさと綺麗にしてあげてまた眠りにつきましょう。
猫の一日の始まりはとにかく早いのです、本来の習性で陽が昇る前に狩りに出掛け獲物を捕まえて帰ってくるとまた眠るというサイクル。
まだ薄暗い朝4時~5時頃に耳元で鳴かれ、ふと枕元を見るとオモチャのネズミが置かれていたりなどあります。
Valeri Potapova/shutterstock.com
猫は本来夜行性です。
習性として縄張りを巡回しますので、外から帰ってきた場合や、室内飼いでも気分としては飼い主さんの場所が巡回の起点・終点だったりします。
猫は孤高の生き物と思われがちですが、意外とスキンシップを求めることも多い生き物です。
巡廻という仕事を終えた朝、甘えて遊びたいという理由で起こすのかもしれません。うるさいと思わず、寝る前や昼間の空き時間、猫とスキンシップをとったり、遊んであげたりすれば解消されることがあります。
猫が朝、うるさいほど鳴いてあなたを起こす理由は、単純にあなたが好きで遊んで欲しい、ことがよくあります。
ゴロゴロ鳴きながら、おでこを擦りつけてくるのは、臭腺の分泌物を付けて所有を表すサイン。好きな人や他の猫にするしぐさですね。
うれしいけど、かまってあげると毎朝の習慣になるので、もし起こされたくなければ無視するしかないですね。
Ekaterina Kolomeets/shutterstock.com
猫がうるさいほど鳴いて朝起こす理由に、病気が関係する場合があります。
日中、充分に遊んであげているのに夜中に暴れたり、朝方うるさいほどに鳴く場合、甲状腺機能亢進の症状であることもまれにあります。もし水を頻繁に飲む状態が併せて起こっていれば、一度獣医さんに診て貰いましょう。
避妊や去勢をしていない猫の場合、発情を迎えるとうるさいほど朝鳴くことや、すりすり体を擦りつけてくることがあります。季節によっては、発情に関係なく朝から鳴く鳥や外猫の発情に反応して、外に出たいという理由で飼い主さんを起こす場合もあります。
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老猫が夜中や早朝に起きては、混乱して鳴くことがあります。猫が安心して寝る環境にして、カーテンなどで遮光してあげると良くなることがあります。
ストレスを抱えた猫は、朝方だけでなくよく鳴くようになります。新しく同居猫を迎えた、もしくは新しく入った猫、赤ちゃんなどが生まれて家族構成が変わったり、転居したりした、といった理由です。この場合は、ストレスの原因を特定して対処を考えましょう。
猫が朝起こしにくるのには、ちゃんとした理由がある場合も多いです。最初からうるさいと思って無視せずに、なぜ鳴くのか原因を考えてあげましょう。
猫が起こすことで、窓が開いていることに気がつくこともあります。
しつけで水をスプレーしたりすると、その場は泣き止んでも原因が解決していないこともありますので、猫のコミュニケーションである「鳴く」理由を探してみてください。