- 週間ランキング
ユーカリのアロマオイル、スプレーボトル(100円ショップなどで売っている)、エタノールと精製水(ともにドラッグストアなどで売っている)
【作り方】
1.スプレーボトルにエタノール20~30mlを入れ、アロマオイルを2~3滴加えてよく振り混ぜる。
2.そこに精製水200~300mlを加えさらによく振り混ぜる。
【使用法】
使う前にボトルをよく振り混ぜて適量スプレーする。
Elmina/shutterstock.com
ティーツリー、マヌカオイルやベルガモットなど柑橘系オイルのなかには、レモンに含まれるソラレンのような光毒性をもつものがあります。
本来は毒性が低いのですが、光(紫外光)が当たると危険な有毒物質に変化します。
果実に含まれる量では問題ありませんが、精油として濃縮された成分を犬や猫が舐めると血中に移行します。
この状態で表皮血管が日光に当たると嘔吐や目眩の症状が表れ、肝機能障害によって危険な状態に陥ることもあります。
また皮膚に付着した成分は炎症を起こす畏れがありますので、使用直後の散歩は控えましょう。
白系統の犬やヘアレス種は特に注意が必要です。
猫が柑橘系のにおいを嫌うように、動物は危険な物のにおいを知っているので、嫌がる香りによるアロマテラピーは止めた方が無難です。
犬にアロマテラピーを行うときのその他の注意点、特にマッサージの注意として6か月未満の子犬や老犬、治療中の犬、授乳中の犬への使用は避けましょう。
クローブやオレガノのようなハッカ属で香辛刺激のあるアロマも、嗅覚の強い犬には危険なので注意が必要です。
Viorel Sima/shutterstock.com
ラベンダーやマジョラムは鎮静効果があるので、犬の無駄吠えを抑えるのに有効です。
殺菌や虫除けも期待できます。
ユーカリは咳止めの効果があります。
ティーツリーは免疫力を高める効果がありますが、犬、ひいてはペットへの使用には賛否があります。
オレンジ、オレンジスイートは消化促進や気分を明るくするのに用いられます。
香りに使用し、犬へのマッサージによるアロマテラピーには向きません。
Roland IJdema/shutterstock.com
香りが犬の体に作用するのは、香り成分が鼻の受容体に結合して脳内の神経制御物質の分泌を促すためです。
お酒のように飲んだアルコールが直接作用するわけではないので、安全性が高いものです。
ただ大好きなアーティストのコンサートで興奮し過ぎて失神する人がいるように、興奮状態の長期持続は体に悪いこともあります。
加熱することでアロマに似た物質になる麻薬成分は、受容体に結合したまま離れないので心地よい状態が長く続きます。
このため習慣性があり、体に危険な害を及ぼします。