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性格:用心深いが活発で好奇心旺盛
寿命:13~15歳
体重:3~7kg
体高:25~33cm
毛色:ブラック
値段相場ペットショップ15~20万、ブリーダー25万~44万
スキッパーキはベルギー原産の小型犬です。スキッパーキは古くから主にネズミを狩るために育てられてきました。
ポメラニアンやスピッツと外見が似ているため、北方系スピッツをルーツに持つと考えられていますが、はっきりとは分かっていません。
ベルギーで船の番犬として飼われていた犬が起源の説とルーベルナールという小型の牧羊犬が起源の説の2つがあります。ルーベルナールはスキッパーキと外見が類似しているベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの祖先でもあります。
純粋犬種の保護と質的向上のため血統証明書を発行しているジャパンケネルクラブ(JKC)によると、スキッパーキは飼い主に忠実な性格ですが、用心深く知らない人間に対して警戒心をみせることもあるそうです。
一方で、好奇心旺盛でネズミなどの小動物を見かけると追いかける活発な面もあります。美しい黒い毛並みとかわいらしい見た目から「リトルブラックデビル(黒い小悪魔)」と呼ばれるほど魅力的な犬種です。
スキッパーキの平均寿命は、13~15年ほどといわれています。一般的な小型犬の平均寿命も13年ほどなので、あまり差はないと考えられます。
ただし、スキッパーキは小型犬ながら運動量も多い犬種なので、しっかり散歩に連れて行き健康には気をつけましょう。
JKCによると、スキッパーキの平均体重は3~9kgほどです。個体差もありますが、一般的には4~7kgが理想的な体重です。
この体重を目安にして痩せすぎや太りすぎに注意しましょう。
スキッパーキはメスよりもオスがひと回り大きいです。スキッパーキのオスの平均体高は28~33cmほど、メスの平均体高は25~30cmほどです。
スキッパーキの毛色でJKCに認められているのはブラックのみです。公式には認められてはいませんが、稀にクリームや金色がかったフォーンの個体も生まれます。
ブラックAlexandra Kruspe/shutterstock.com
一般的に小型犬は、生後約50日~約10か月ほどで成犬になるといわれています。スキッパーキもほかの小型犬と同様に、約10か月で成犬になります。
※成犬とは身体的な成長が止まることです。
スキッパーキは知らない人間に対して警戒心が強い性格なので、吠えてしまう可能性もあります。
子犬の頃からさまざまな人や物に慣れさせておくと、警戒しにくくなります。
病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
レッグ・ペルテス(大腿骨頭壊死) | 大腿骨頭が壊死して痛みを伴う。歩き方が不自然になる、足を上げたままの状態になる。子犬のころに多い | 手術をした場合約17万円(片足) |
股関節形成不全 | 股関節の形状に異常が起きる病気。基本的に両側の股関節に症状が起こる。4~12か月ころ頃に多い。 | 約40万円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
成犬がかかりやすい病気病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
甲状腺機能低下症 | 甲状腺ホルモンの分泌が減少して、元気がなくなる、脱毛、肥満などの症状が起こる。中年以降に多い。 | 約1万円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
スキッパーキはダブルコートの犬種なので、シングルコートの犬種よりも暑さに弱いです。
熱中症にならないように気を付けましょう。
だいたい気温22℃以上、湿度60%以上になると熱中症になる可能性があります。特に真夏の間は日中の散歩を避け、涼しい朝夕に散歩をするようにしましょう。
スキッパーキは特に体臭が強いわけではありません。
しかし、スキッパーキは中長毛のダブルコートの犬種なので、抜け毛を処理しないと蒸れて臭う可能性もあります。しっかりブラッシングをし、清潔にしてあげましょう。
Eric Isselee/shutterstock.com
スキッパーキはしつけに時間がかかるため、犬を飼ったことがない方には難しいといわれています。プロのドッグトレーナーに指導を依頼するのもいいでしょう。
屋外でも屋内でも飼育できますが、小型犬なので室内で飼っている方も多いです。
スキッパーキは暑さに弱いので、屋外で飼っている場合でも気温が高い季節には室内に入れてあげるようにしましょう。子犬のころにはケージやサークルに入れて飼うようにし、留守番のしつけのためにも、慣れるまではその中に入れるようにしてください。
犬には「成長期」「成犬期」「高齢期」の3つのライフステージがあります。この3つの段階を目安にして、適切なドッグフードを与えましょう。
それぞれのステージで必要な栄養素やカロリーが異なります。ドッグフードは必要な栄養がとれる「総合栄養食」の表示があるものがおすすめです。
成長期とシニア期には1日3回、成犬期には1日2回を目安にドッグフードを与えましょう。
スキッパーキは股関節形成不全になりやすい犬種ですが、その要因にもなる肥満には注意しましょう。必要以上にフードを与えると肥満になる可能性があります。
犬が食べてはいけない食べ物 | ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般 |
犬は避けたほうがいい食べ物 | ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず |
上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。
スキッパーキは中長毛のダブルコートの犬種なので、春と秋にそれぞれ換毛期があります。長めの毛がごっそり抜けるので、換毛期にはこまめにブラッシングをします。
ブラッシングは抜け毛が多い時期には毎日してあげましょう。ブラッシングで抜け毛を処理しないと皮膚が蒸れて臭いが生じたり、炎症が起ってしまう可能性もあります。
換毛期以外でも、週に2~3回以上はブラッシングをするように心がけましょう。
スキッパーキは、中長毛のダブルコートの犬種です。シャンプーも丁寧にして清潔にしてあげましょう。シャンプーを定期的にしてあげることで、臭いだけでなくブラッシングで取り切れなかった抜け毛もキレイにすることができます。
シャンプーは月に1回程度の頻度でしてあげましょう。
スキッパーキは毛が長めなので、ドライをした後にしっかり乾いているか注意してください。皮膚面まで乾ききっていないと雑菌が繁殖して皮膚病の原因にもなります。タオルだけでなく必ずドライヤーで乾かしてあげましょう。シャンプーをする際にはシリコン製のシャンプーブラシを使うと、抜け毛をキレイに取り切れます。
スキッパーキは小型犬ですが活発なので、シャンプーを嫌がって動いてしまう場合は、1人が抑えて1人が洗うように2人がかりで洗うのもおすすめです。
シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。
スキッパーキのお風呂の入れ方を子犬と成犬でそれぞれ解説します。
スキッパーキの子犬のお風呂の入れ方スキッパーキは小型犬ですが活発で運動量が必要な犬種です。1回30分以上、1日2回は散歩に連れて行ってあげましょう。
気温が高い日には、熱中症に注意して涼しい時間帯に散歩に行くようにしましょう。
散歩に十分に連れていけないと運動不足や肥満になってしまいます。スキッパーキがかかりやすい股関節形成不全は肥満も要因の1つなので注意しましょう。
スキッパーキは飼い主にとても従順ですが、見知らぬ人に対しては警戒心をみせることもあります。子犬のころからしつけをするようにしましょう。
犬のしつけに慣れていない場合には、しつけ教室やプロのトレーナーに頼む選択肢もあります。
スキッパーキのトイレのしつけは、子犬のころから始めましょう。子犬のころにトイレのしつけができていないと、どこでもトイレをする犬になってしまう可能性もあります。
特にスキッパーキは小型犬で室内で飼うことも多い犬種なので、トイレのしつけができていないと大変です。
1歳以上のスキッパーキにトイレのトレーニングをする場合にも、子犬のころと同じ方法でしつけますが、成犬は子犬よりもトイレの回数が少ないので難易度はあがります。
多頭飼いの場合は、トイレを複数用意する方法もあります。その場合には、トイレを1匹ごとに自分のトイレを使い分けるようにしつけましょう。
スキッパーキは好奇心が旺盛ですが、知らない人間や犬に対して警戒する一面ももっています。しつけをしっかりしないと無駄吠えをすることもあるので、子犬のうちにトレーニングをしましょう。
子犬のころは甘噛みをしますが、そのまましつけをしないで放っておくと本気噛みを行う犬になる危険性もあります。
ただし子犬期には、歯の生え始めにより痒くて噛んでしまうこともあるので、それ用のおもちゃを用意してあげるといいです。
スキッパーキは他人や犬に対して警戒する性格なので、万が一ケガをさせてしまわないように、子犬の甘噛みの時点でしっかりとしつけを行いましょう。
「待て」ができるようになると散歩の時や病院での診察時など、さまざまな場面で役に立つので、子犬のころからしっかりとトレーニングしましょう。
スキッパーキは他の犬や人間に対して警戒して興奮することもあるので、そのような場面で「待て」をして落ち着かせることもできるようになります。
犬と一緒に暮らすうえで、犬に留守番をさせる状況は必ずあります。留守番中に「吠える」「物を噛む」などの問題行動をさせないためにも、子犬のころからしっかりしつけを行いましょう。
犬が留守番中に問題を起こすのは、飼い主がいなくなってしまってパニックになるためです。
犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。
でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。
今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。
https://mofmo.jp/article/19619