犬やその他ペットを飼育する時に欠かせないのが、ペット用のさまざまなアイテムです。最近はペットが心地よく生活するため、また飼い主さんが安心してお世話を続けられるため、さまざまな便利アイテムがつくられています。

近年「ペットテック市場」と呼ばれる新たな分野が誕生しており、ペット業界の注目を集めています。

そこで今回はペットテック市場について簡単にご紹介します。また「ペットテック」の定義やそこに含まれるサービス・アイテムをご紹介します。

ペットテックとは?

pixabay.com

そもそもペットテックとは何のことでしょうか?言葉は聞いたことがあっても、意味を詳しく知らない人は多いです。そこで、まずはペットテックの定義や、現在の状況について解説します。

ペットテックの定義

そもそもペットテックとは「ペット」と「テクノロジー」を掛け合わせて作られた言葉です。これは、通常のペット商品に科学技術が組み合わされて作られたものを指します。つまり、ハイテクなペットアイテムのことを「ペットテック」と呼ぶのです。

ペットテック市場は拡大中

科学技術の普及とペットに対する見方の変化、またわたしたちの生活の変化に従って、ペットテックに注目が集まるようになりました。

米国など海外では以前からペットテック市場が盛んであり、少し遅れて日本にもさまざまな商品が導入されるようになってきました。

これに伴い、日本の企業でもペットアイテムと科学技術を組み合わせた斬新で便利な商品が続々と生み出されています。

おすすめのペットテックアイテム

ペットテクアイテムには、最新の科学技術を用いた高度なものから、これまでにも存在していて長く愛されてきたものまであります。ここでは、ペットテックに含まれるアイテムをいくつかご紹介します。

AI搭載型カメラ

pixabay.com

近年特に注目されているのが、AI搭載型のペット用カメラです。これは、飼い主さんが作業をしたり外出したりしなければいけない時に、カメラを通していつでもアプリでペットを見守ることができるカメラです。

最新のAI搭載型カメラになると、犬や猫などのペットだけを自動認識することが可能です。これにより、ペット以外で動くもの(風に揺れるカーテンや人間)などを間違って追跡することがありません。

また、中にはペットがカメラに近づいてきたときに自動で撮影できるタイプも存在します。ペットとコミュニケーションをとりやすいタイミングをAIが教えてくれるのです。

さらに将来的には、AIがカメラを通してペットの行動を監視し「ケガや病気など異変があったらそれを判断できるようになる」と言われています。

分析型スマートトイレ

通常の自動トイレは、これまでも存在しました。ペットのお世話の中でもトイレ掃除はとても大変です。頻繁に掃除してあげないと、すぐに臭くなったり病気の原因になったりします。

そこでトイレ掃除をすべて自動でやってくれる自動トイレが登場したのです。もちろん、これだけでもペットテックと言えますが、最近ではさらに高度なスマートトイレが登場しています。

それが「分析型スマートトイレ」です。これは、ペットのフンやおしっこを自動で記録・分析し、ペットの健康状態を見極めてくれるというものです。

特に猫などは尿に関連した病気になりやすいため、スマートトイレによる分析で早めの対処が可能になります。

マイクロチップ

pixabay.com

ペットの体に埋め込むマイクロチップもペットテックといえます。これは、チップをペットの体に埋め込むことで、ペットの個体情報・健康状態・居場所を管理できるというものです。特に迷子になった場合にはGPS機能で簡単に見つけることが可能になります。

自動給餌器・給水器

大抵のペットショップで販売されているのが、自動給餌器や自動給水器です。これらはとてもシンプルなペットテックです。飼い主さんが毎回エサと水を補給しなくても、自動で行ってくれるという優れものです。時間を有効活用できますし、長時間外出しなければいけない方にもおすすめできます。

マッチングサービス

ソフト面でのペットテックもあります。例えば「マッチングサービス」が人気です。これは保護犬や保護猫と、飼育を望んでいる飼い主さんをマッチングさせるサービスです。

これまでは、保護ペットを扱うに施設に行かなければなりませんでしたが、インターネット経由で簡単に望みのペットを探すことができるようになっています。

これにより飼い主さんの下で生活できるペットが増えるため、ペット業界全体で良い効果を生み出しています。

情報提供元: mofmo
記事名:「 【ペットと科学の融合】ペットテック市場では最先端のお世話アイテムがどんどん登場している!