「猫は液体」といわれるのを聞いたことがありませんか?小さい箱に無理やり入って体の原形が分からなくなることがあることから、ちまたでは猫の液体説がささやかれているのです。

私たち人間からしたらとても窮屈そうに見えますが、なぜ猫は小さい箱にあえて入ろうとするのでしょうか。この記事ではその理由を解説します。

猫が小さい箱にあえて入る理由

pixabay.com

私たちから見るととても狭くて、お世辞にも落ち着ける場所には見えないような小さな箱でも、猫は頑張って体を入れ込もうとします。小さな箱のどこにその魅力があるのでしょうか?猫が小さい箱にあえて入ろうとするのには5つの理由があります。

暖かい

猫は寒さに弱いといわれており、適正な気温は30度から36度と考えられています。ですから、暖かい場所を求めて、自分のお気に入りの場所を探します。

ダンボールの箱は保温性が高く猫が体温を保つのに役立ちます。箱が小さければ小さいほど箱と体との隙間がなく、保温性がより一層高まります。それゆえに、体にフィットする小さい箱に入ろうとするのです。

愛猫が小さい箱の中で過ごす時間が多いようなら、室温を確かめましょう。特に、エアコンの暖かい空気は部屋の上にたまりやすいので、愛猫が長い時間いる場所に合わせて温度を調整してください。

安心する

猫は体全体を覆われることで安心するといわれています。それゆえに、小さな箱の中で全身を保護されるなら、安心できるのでしょう。箱に守られていることで、後ろや左右からの攻撃を防ぎ、自分は前だけを警戒していればOKです。

猫はのんびりしていてストレスがないように見えますが、実は常に敵に襲われないようにアンテナを張っています。ですから、小さな箱の中でのお昼寝が好きなのかもしれません。

獲物が隠れていないか確認している

pixabay.com

猫はネズミなどの小動物を獲物としていました。ですから、小さい穴や箱を見ると、本能的に獲物の有無を確認すると考えられます。

当たり前ですが、家の中にある箱から獲物が見つかることはありません。それゆえにがっかりすることがあっても、小さい箱に入って落ち着けば、そんなことも忘れてくつろぐでしょう。

箱の入り心地をチェックしている

野生の猫は、休むための巣穴を探すといわれています。一度中に入って居心地を確かめてから、そこを使うか使わないかを決める習性があるようです。

ですから、箱などの穴のような物を見ると、猫は無意識に居心地を試したくなるのかもしれません。気に入ってもらえると、お昼寝のベッドなどで再利用してもらえますが、居心地の良さの基準は愛猫にしか分からないでしょう。

とにかく箱が好き

とにかく箱が大好きな猫もいます。そのような猫の場合は、どんなサイズでもお構いなしに、箱があれば入ろうとするでしょう。このような場合は箱で遊んでいると考えられます。自分の体より明らかに小さい箱に頑張って入って、なんともいえない達成感を感じているのかもしれません。

情報提供元: mofmo
記事名:「 そんなところに入って狭くないの?猫が小さい箱に”あえて”入る理由を解説!!