アビシニアンはあまり鳴かない?滅多に鳴かないアビシニアンの特徴的な鳴き声を紹介!
猫の鳴き声
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猫をよく観察すると、少なくとも5種類のトーンの鳴き方があることに気づくでしょう。猫は鳴き声のトーンや強弱を使い分けて、要求したり感情を表したりしているのです。しかし、猫同士が鳴き声でコミュニケーションを取ることはほとんどありません。
興味深いことに、コーネル大学のニコラス・ニカストロ氏の研究結果でも、猫は「真の言語」、つまり共通言語を持っていないと報告されています。一般的な鳴き方である「にゃ-」ですら、猫は互いに意味を理解していないのです。
猫は人間と一緒に生活するようになってから、飼い主とのコミュニケーションを取るために鳴き声を発するようになったと考えられています。自分の置かれた生活環境に順応していく能力が猫は優れているのでしょう。
猫の種類によっても鳴き方や声の大きさが異なります。よく鳴くことで知られている猫もいれば、あまり鳴き声を発しないことで知られている猫もいます。
It's the cat's meow: Not language, strictly speaking, but close enough to skillfully manage humans,アビシニアンは鳴かない?
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「アビシニアン」は、あまり鳴かない猫として知られています。鳴き声自体とても小さく控めで、鳴く頻度も少ないので滅多に鳴き声を聞くことはできません。どのような鳴き声なのか自体知らない人も少なくありません。
猫といえば「にゃー」や「にゃーん」と鳴くイメージを持ちますが、アビシニアンの鳴き声はとても特徴的です。その鳴き声は、「鈴を鳴らすような声」や「鈴を転がしたような声」といわれており、「るるるにゃーん」「くるくるにゃーん」と鳴きます。
アビシニアンは集合住宅でも近所迷惑にならずに飼うことができるため、「最高のマンションキャット」とも呼ばれています。
アビシニアンが鳴くのはどんな時?
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他の猫と比べるとアビシニアンはあまり鳴きませんが、全く鳴き声を発しないわけではありません。ここではアビシニアンがどんな時に鳴くのかをご紹介します。
甘えたい時
アビシニアンはとても人懐っこい性格をしており、飼い主さんにかまってもらうのが大好きです。そのため、あまりかまってもらえないと寂しく感じて声を発することがあります。飼い主さんに甘えたいサインなので、その場合は思う存分甘えさせてあげるようにしましょう。
恐怖や嫉妬を感じている時
アビシニアンはとても繊細な一面があり、怖い思いをしたり、知らない人が家に来たりするとパニックを起こしてしまうことがあります。そのような時に声を発することがあります。恐怖を感じている時は鳴き声を発するだけでなく、狂暴化することがあるので注意が必要です。
また、新しい家族が増えて飼い主さんの注意がそちらに向いた場合や、飼い主さんが他の猫や犬を可愛がっている姿を見たりした時など、嫉妬から鳴き声を発することもあります。狂暴化することもあるので、そのような時は部屋に隔離してあげて落ち着くのを待ちましょう。気持ちが落ち着けば、また普段と同じ態度で接してくれるはずです。
アビシニアンを飼う時の注意点
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アビシニアンは声をほとんど発しない代わりに、かなりの運動量を必要とします。部屋を元気にかけ回り、高いところからも躊躇なくジャンプします。鳴き声は響かなくても、走り回る音や飛び降りる音で騒音問題につながる可能性があるため、マンションなどの集合住宅で飼う場合は、しっかり床の防音対策をしてから飼うことをおすすめします。
運動不足になるとストレスが溜まるだけでなく、肥満にもつながり様々な病気のリスクを高めます。運動を制限するのではなく、猫が思いっきり運動できる環境で飼育してあげられるように心がけましょう。
先ほども述べた通り、アビシニアンはとても繊細です。繊細ゆえに、些細な状況の変化で狂暴化してしまうことがあります。狂暴化してしまった時は騒音も普段より大きくなります。アビシニアンを飼うかどうか考えている方は、その点も踏まえよく検討してください。
アビシニアンはとても知能が高く、人間の言葉を学習します。自分の名前を理解し、名前を呼ばれると返事をすることさえあります。猫には珍しくボールを投げて取ってくる遊びも楽しむこともできるでしょう。しかし、知能が高い分、好奇心がとても旺盛でイタズラ好きでもあります。イタズラを防ぐためにも、おもちゃやキャットタワーなどを用意して、家の中でも飽きさせない工夫をしてあげてください。
他にも、アビシニアンは人と一緒にいることを好む猫です。あまり長い時間お留守番させる環境は避けましょう。また、とても神経質な一面があり、他の猫と馴染むのが難しい場合もあります。多頭飼いする時には注意が必要です。