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このような症状が見られる場合は、獣医師の診察を早めに受けるようにしてください。
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前述の通り、犬があくびをすることには健康上の問題が隠れている可能性があります。ここでは、その中でも考えられる病気のいくつかをご紹介します。
低血糖は小型犬や子犬に発症するリスクが高いといわれています。いつも寝ていたり、フラフラしてあくびばかりしている場合には注意が必要です。
うつ病は人間だけの病気ではありません。犬も強いストレスを感じることでうつ病になることがあります。なるべくストレスになるものを取り除いて心地よい環境を整えてあげてください。
貧血状態になると脳の血液が不足して、あくびをよくするようになります。悪化すると、酸欠状態になり、おしっこが赤くなったり、呼吸が早くなることもあります。
マダニやノミなどが感染源の寄生虫によって貧血症を発症してしまうことがあります。寄生虫が付かないようにきちんとお手入れしてあげましょう。
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あくびをした時にいつもと違う声を出すようなら、「口の中が痛い」とアピールしている可能性があります。特に「キャン」と鳴く時は注意が必要です。
あごがガクガクしてあくびができない場合は、噛み合わせに問題がある可能性があります。また、歯周病の可能性もあります。その場合は、歯ブラシをこまめにしてあげたり、歯茎のマッサージを定期的に行ってあげるようにしてください。
犬は痛みや病気を隠す傾向があります。なので、飼い主がきちんと愛犬を観察し、ちょっとした異変にもすぐに気付いてあげる必要があります。
この記事を通して、犬のあくびには犬の気持ちだけでなく、病気のサインが隠されている場合があるということが分かりました。少しでも気になる症状が現れたら、早めにかかりつけの獣医師に相談してください。
病気の早期発見と早めの治療が、愛犬の寿命に大きく左右します。愛犬が少しでも長く健康でいられるように、愛情をたっぷり注いであげてください。