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これらは玉ねぎ中毒によって見られる症状です。脂肪分や塩分を過剰に摂取することで見られる症状には下記のようなものが挙げられます。
脂肪分や塩分の過剰摂取はすぐに症状が現れるというよりは、与え続けることで慢性化して後になって現れる場合が多いでしょう。症状が出てきたときにはすでに悪化していることもあるので注意が必要です。
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犬が玉ねぎ中毒を起こすリスクを高める摂取量は、犬によって個体差があるため一概には言えませんが、犬の体重によっても危険度に違いがあります。一般に体重1kgあたり5~10g以上の玉ねぎを口にすると危険が高まると言われています。
さらに、塩分に関しては体重1kgあたり2~3gで食塩中毒を引き起こす恐れがあり、4gほどで致死量になるとも言われています。
これらの数字を基に、犬に危険が及ぶ玉ねぎと塩分の摂取量を犬の体重ごとに見ていくことにしましょう。
超小型犬とは体重が4kg未満の犬のことです。トイプードルやチワワ、マルチーズ、ポメラニアン、マメシバといった犬種のことです。
体重が1~3kg程度の超小型犬は、約5~15g程度の量で玉ねぎ中毒になる危険が高くなります。ちなみに、5gは玉ねぎをスライスにしたほんの少しの量です。
さらに塩分に関しては2g~6g程度で中毒を起こすリスクが高まります。市販の焼きそば1人前に入っている食塩量は3.5g程度なので、少し食べただけでも塩分をかなり摂取してしまうことが分かります。
体重が10kg以下の犬種を小型犬といいます。柴犬やミニチュアダックスフンド、狆(チン)、シーズーやパグ、ボストンテリアといった犬種がいます。
小型犬は25g~50g程度の玉ねぎで中毒になることがあり、10g~20gほどの塩分で食塩中毒になる可能性があります。
中型犬は体重が25kg以下の犬のことです。例えばビーグルやバセットハウンド、日本スピッツ、ブルドッグやフレンチブル、ボーダーコリーといった犬種が含まれます。
中型犬は50g~125gで玉ねぎによる中毒症状が出ることがあり、20g~50gもの塩分量を摂取すると中毒症状を起こすリスクが高くなります。
大型犬は体重が25kg以上の犬種のことです。レトリーバーやダルメシアン、ドーベルマン、セントバーナード、ボクサーやロットワイラーといった犬が挙げられます。
大型犬は125g前後の玉ねぎで中毒になるリスクは高くなり、50g前後の塩分量を1日に摂取すると食塩中毒になる可能性があります。
子犬は消化器官がまだ発達していないので、焼きそばを与えないように特に注意してください。ちょっとしたことで下痢や嘔吐など消化不良を起こしてしまいますし、中毒症状になるリスクも高いと言えます。
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犬がもし焼きそばを食べてしまったら、口にまだ入っている状態であればすぐに口から取り出してあげましょう。すでに体内に入ってしまったなら、無理に吐かせようとしてはいけません。
獣医師にいつどれくらいの量の焼きそばを食べたかを伝えて、指示を仰ぐようにしましょう。焼きそばに玉ねぎが入っていたなら、特に適切な処置を一刻も早くすることが必要です。
ラーメンも焼きうどんも同じように麺もスープにはたくさんの塩分が入っていて、犬には過剰摂取となってしまいます。与えないようにしましょう。ラーメンにはネギが入っている事がほとんどです。ネギも玉ねぎと同じように犬には危険な食材なので絶対に与えてはいけません。