猫にびわを与えても問題ない?

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びわの成分はほとんど水分なので、猫の健康に悪影響を及ぼすことはありません。水分がとても多いので、便秘改善や熱中症対策として与えることができます。

しかし、びわの種の部分には毒素が含まれており、猫が食べてしまうと中毒症状を起こす可能性があります。ゆえに、猫にびわを与える際には、注意が必要です。

猫にびわを与えてもいい量

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猫に必要な栄養素はすべてキャットフードに含まれているので、基本的にはキャットフードを与えていれば十分です。そのため、猫にびわを与える時は、おやつとして「少量」与える程度にしておきましょう。どんな食べ物でも、与え過ぎるのはよくありません。

また、猫の年齢や体重によって、消化器官の発達具合が異なるため、与えてもいい量が変わってきます。

子猫の場合

生後12ヶ月未満の子猫の場合、消化器官がまだ発達していないので、特に注意が必要です。子猫にびわを与える際は、ほんの少しの量だけにしておきましょう。成猫に与えてもいいびわの量は、1日5gと言われているので、それ以下にとどめることをおすすめします。

成猫の場合

生後12ヶ月から7歳までの成猫の場合、1日に与えてもいいびわの量は5gと言われています。びわ1個が約30gなので、その6分の1程度の量になります。

老猫の場合

7歳以上の老猫の場合、消化器官が衰えてきているので、子猫同様、注意が必要です。わざわざ老猫にびわを与える必要はありませんが、どうしても与えたい場合には、少量だけにとどめておきましょう。

猫にびわを与えることで期待できる効果

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先ほども述べたように、びわの主要成分は「水分」です。猫は普段から水分をあまりとらないため、脱水症状を起こしやすいと言われています。そのため、水分補給としてびわを与えることができます。また、体温を下げる効果もあるため、暑い時期の熱中症対策としても役立ちます。

さらに、びわには「βカロテン」が多く含まれています。βカロテンは、抗酸化作用を持つため、免疫力を高めたり、ウイルスが体に入りこまないように守ってくれます。他にも、βカロテンは、体内でビタミンAへと変換されるため、皮膚や粘膜の健康維持、疲労回復、視力維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあると言われています。

加えて、びわには「ポリフェノール」「カルシウム」も含まれています。ポリフェノールは、活性酸素を抑え、がん予防に効果が発揮すると言われています。カルシウムは、骨や歯を丈夫にしてくれるので、骨粗鬆症の予防にも効果を期待できます。

実の部分だけでなく、葉の部分にも、体にいい成分が含まれています。例えば、びわの葉エキスは、尿道結石やガンの治療に役立ちます。また、びわの葉を患部に当てることによって、痛みの緩和に役立つこともあります。特に腰痛や腹痛に効果的です。

猫にびわを与えるときの注意点

猫にびわを与える際は、種を完全に取り除いて与えてください。びわの種の部分には、「アミグダリン」という成分が含まれています。この成分は、体内で分解されると「シアン化合物」という青酸系の毒物に変化します。猫が誤って食べてしまうと、嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こす可能性があります。最悪死に至ることがあるため、必ず種は取り除いてください。

もし、猫が種を食べてしまった場合は、自己判断で無理に吐かせてはいけません。すぐにかかりつけの病院に連絡し、獣医師に相談してください。

どんなに健康に良いびわでも、与え過ぎには注意が必要です。びわは糖分が多いので、与え過ぎると、糖尿病や肥満の原因になります。また、とても水分が多いため、大量に摂取すると下痢の原因にもなります。

まれに、びわにアレルギーを持つ猫がいます。初めて猫にびわを与える際は、少量を与え、アレルギー反応が出ないかを確認してください。もし、アレルギー症状が出た場合には、与えるのを中止し、獣医師の診察を受けるようにしましょう。その際は、「いつ」「どれくらい」の量のびわを食べてアレルギー反応が出たかを説明してください。

びわゼリーやジャムは与えても問題ない?

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びわを使ったゼリーやジャムなどの加工品には、砂糖などの甘味料が加えられています。人間にとって甘くて美味しいものでも、猫には甘味を感知するセンサーがないので、おいしさを感じることができません。

また、猫は糖分を摂りすぎると、肥満や糖尿病のリスクが高まります。ゆえに、人間用に加工されたびわゼリーやジャムは、猫には与えないでください。

情報提供元: mofmo
記事名:「 猫にびわはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!