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これらの症状が見られる場合、卵アレルギーを発症している可能性が考えられます。最悪の場合、アナフィラキシーショックを起こし、死に至ることもあります。また、アレルギー症状は食べた後すぐに発症するとは限りません。数日後、数週間後、1カ月後に症状があらわれることもあるので、注意が必要です。
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どのくらいのマヨネーズを食べたら致死量になるのか、はっきりとしたことは分かっていません。しかし、前述の通り、猫によってはマヨネーズを食べて重篤なアレルギー反応が起きる場合があります。処置が遅れてしまうと、死に至ることもあるので、少量であっても猫にマヨネーズは食べさせないようにしてください。
また、アレルギー症状が出ないからといって、猫にマヨネーズを与え続けることも絶対にしないでください。継続的に猫にマヨネーズを与えていると、「尿路結石」「膵臓病」「糖尿病」になるリスクが高まり、危険です。
生後12カ月未満、体重1kg未満の子猫の場合、消化器官機能が未発達なので特に注意が必要です。
子猫がマヨネーズを食べると、腎臓や膵臓に問題を抱える危険があります。また、子猫は体が小さく、免疫力も低いため、症状が急速に悪化して命にかかわることもあります。ゆえに、少量であっても子猫にマヨネーズを与えてはいけません。
生後12カ月、体重3~5kgの成猫にも、マヨネーズを与えるのはNGです。「少しだけなら大丈夫だろう」と思っていた量でも、猫にとっては体に悪影響を及ぼす場合もあります。
また、マヨネーズを食べた後にアナフィラキシーショックを起こして、命を落とす危険もあります。ゆえに、猫にマヨネーズを与えたり、猫が誤ってマヨネーズを口にすることがないように十分注意してください。
7歳以上の老猫の場合も、老化に伴い消化器官機能が弱ってくるため、子猫同様、注意が必要です。
マヨネーズには食用油が使用されています。この食用油を過剰に摂取すると、膵臓に大きな負担がかかり膵臓病を引き起こす危険性があります。体力が低下した老猫が体調不良を起こすと、症状が重症化する可能性もあるため、老猫にマヨネーズは絶対に与えないでください。
猫がマヨネーズを食べてしまったとしても、すぐに症状が出るとは限りません。上で述べたように、場合によっては、数日後、数週間後、1カ月後に症状が出ることもあります。ですから、猫が誤ってマヨネーズを口にしてしまった時は、慌てず猫の様子を観察するようにしてください。
あきらかに猫の様子が変だったり、下痢や嘔吐などが続くようであれば、速やかにかかりつけの動物病院に連絡し獣医師の判断を仰ぐようにしましょう。勝手な自己判断で処置するのは危険ですので、絶対にやめてください。
病院に連絡する際は、猫がマヨネーズを食べてしまったことを伝えてください。そして、「いつ食べたか」「どのくらい食べたか」「どのくらい時間が経過したか」「どのような症状が出ているか」など、詳細な情報を伝えるならスムーズに処置を行なうことができるでしょう。
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ケチャップも猫に与えてはいけない調味料の一つです。ケチャップは、マヨネーズ同様、カロリーが高く、塩分も多く含まれています。高カロリーなものを猫に与えると肥満になったり、塩分を過剰に摂取すると高血圧や心疾患、脳卒中などを引き起こすリスクを高めてしまうため、猫にケチャップは与えてはいけません。
また、ほとんどのケチャップには、玉ねぎやニンニクといった猫にとって危険な食材が含まれています。他にも香辛料などが使用されていることもあるため、猫にケチャップを与えることは絶対にしないでください。