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鉄分や葉酸、ビタミンKといった成分は血液を作り出してくれるので、貧血予防に役立ちます。さらに血液を全身に運んだり、出血した時に血液を凝固したりする働きがあります。
また、ビタミンKには骨折や骨粗しょう症を予防する働きもあります。ビタミンCは風邪への抵抗力や免疫力を高める効果を期待できます。他にもβカロテンには抗酸化作用があり、皮膚や被毛をきれいに保つ効果や目の健康に効果を発揮してくれます。
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上記でも少し取り上げましたが、ほうれん草にはシュウ酸カルシウム結石の原因となる「シュウ酸」が多く含まれているので、愛犬にほうれん草を与えるときには必ず茹でてアク抜きをしてから与えるようにしましょう。
茹でてしまえばシュウ酸はほとんど無くなるため、ほとんどの犬にとっては食べても問題はなくなります。しかし、尿路結石などの既往歴がある犬には与えないほうが良いかもしれません。
さらに、犬は食材を丸飲みしてしまうことが多いので、消化不良を起こさないためにも茹でたほうれん草を細かく刻むか、もしくはフードプロセッサーなどですりつぶした状態にしてから与えた方が良いといえます。
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ほうれん草と同じく秋冬にかけて出回る野菜に小松菜があります。小松菜もほうれん草と同じく、βカロテンやビタミン、葉酸やカルシウム、鉄といった栄養素を多く含む緑黄色野菜です。栄養素に関しては小松菜の方が優れているほどです。しかし見た目はとても似ていますが、ほうれん草は「アブラナ科」、小松菜は「ヒユ科」と科が異なります。
見た目も含まれる栄養素もほうれん草と非常に似ている小松菜ですが、小松菜も犬に与えて大丈夫なのでしょうか?結論から言うならば、小松菜も犬に与えて問題ない野菜です。
しかし、やはりほうれん草と同じくシュウ酸が多く含まれている野菜なので、生ではなく茹でてしっかり水切りしたものを与えるようにしましょう。