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猫は身体を舐めることによって被毛や身体全体のメンテナンスを行ないます。本来はメンテナンス目的ですが、転位行動としても行なうことがあります。その際には、同じ部位を何度も頻繁に舐めることが多いようです。
明らかに過剰なグルーミングが続く場合、そのグルーミングは転位行動だと思われます。グルーミングに被毛を舐める事以外にも、被毛を噛むこと、爪を噛むことなども含まれます。
2.爪を研ぐ、穴を掘る
突然爪を研ぎだしたり、野外であれば穴を掘りだしたりすることもあります。本来であれば、爪をメンテナンスするための行為なのですが、転位行動で突如初めてしまうこともあります。
あまり長く続くようであれば、爪を痛めてしまう可能性もあるので、しっかりと止めてあげましょう。
3.走り出す
猫はもともと突然走り出すことが多い動物ですが、転位行動としても走り出すことがあります。
猫は活動が活発になる時間帯に突然運動会を始めることがあります。それは特に問題ないです。
しかし、何かストレスがかかるような場面でダッシュしだすなら、それは転位行動でしょう。舌なめずりをした後に走り出すこともあり、その時は動揺で頭がいっぱいの時なのかもしれませんね。
舌なめずりと同じようにこれらの行動が見られたなら、猫がストレスのかからない生活を送れるよう助けてあげるようにしてくださいね。転位行動がエスカレートすると身体にダメージを与えることが多いので、放っておくのではなく早めに原因を取り除くことをおすすめします。
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猫が舌なめずりをするのは食後に口まわりを掃除しているからかもしれません。猫は美味しい食事が大好きですから、口まわりの掃除を兼ねて残った味を楽しんでいるのでしょう。
食後に舌なめずりをする猫は多いでしょう。飼い主さんたちも猫が食後に舌なめずりをしているのを見たことがあるかもしれません。その時は舌なめずりの理由を疑問に思うことも無かったでしょう。
人間でも食後や食事の最中に、口の回りに付着した食べかすや、料理のソースを取るために舌なめずりをする事があります。
猫は人間よりも口まわりが汚れやすい食べ方をします。人間は手やお箸やフォークやスプーンを使って上手に口に食べ物を運びます。口に入るだけの量を運ぶので、口まわりに料理やソースがついてしまうことはあまりありません。しかし、猫の食べ方はもっとワイルドです。手足を全く使わずに直接食材にかぶりつきます。
キャットフードを食べる場合も、フードボウルに顔を突っ込んで、そのまま咀嚼するのが一般的です。手を使わないので、どうしても口まわりは汚れてしまいますし、口まわりを大きく超えた範囲に食べかすが付着することさえあるでしょう。
猫は口まわりをきれいにするために、人間のようにナプキンを使うことはありません。自分の手で顔を洗うか、舌でそのまま舐め取ってしまうかのどちらかです。
猫特有の食事スタイルを考えると、猫が食後に舌なめずりをするのは当たり前かもしれませんね。
猫は食後ではなく、食前にも舌なめずりをすることがあります。きっと「待ちきれない」という気持ちから舌なめずりするのでしょう。
猫はニオイにとても敏感です。飼い主さんがごはんを用意している最中にはキャットフードのニオイを嗅ぎ取っているのです。ニオイを嗅ぐと、途端にお腹が空いてきて食欲があふれ出すのでしょう。思わずよだれが垂れてしまうこともあります。
そんなよだれを舐め取るかのように舌なめずりをしてしまうのですね。「お腹すいたよー」「はやく!!はやく!!」とごはんが待ちきれなくなっている猫を見るのも可愛らしいですよね。
猫が食事の前後で舌なめずりしているなら、それは口まわりの掃除と満足の意味だと捉えてあげましょう。
「美味しかったよー」「ごちそうさまでした」という気持ちの表われです。猫は言葉をしゃべることが出来ませんが、舌なめずりによって、飼い主さんに満足の気持ちを表わしているのかもしれませんね。