- 週間ランキング
昼夜逆転とこれらの症状が並行してあらわれているなら認知症の疑いがありますので、動物病院を早めに受診されることをおすすめします。
また、認知症はその症状に合わせて環境を整え、上手に向き合っていくことで進行を遅らせることが可能です。かかりつけの獣医師さんに相談してみましょう。
WilleeCole Photography/shutterstock.com
飼い主さんが寝ようとすると愛犬が急に興奮して暴れだして大人しく寝てくれない・・などの経験をしたことはありませんか?飼い主さんが寝る準備をしていると興奮して鳴いたり、飼い主さんが寝た後はキュンキュン、クンクンなどとまるで夜鳴きのように騒いだりする子もいます。
なぜ犬は、飼い主さんが寝る前に大騒ぎをするなど昼夜逆転したような行動をみせるのでしょうか?それには5つの理由が考えられます。
野生時代に暮らしていた犬の先祖は、寝る前になると寝床を確保するために巣穴の中を掘ることを毎晩の習慣としていました。現在ペットとして飼育されている犬にもこの行動が本能として残されており、寝る前になると布団を掘ったり、興奮したりなどの行動をみせることがあります。
この行動には、快適に眠れることができるよう、安心して寝る場所を自分自身で確保するという目的があります。個体差もありますが、ペットとして飼われている子の中には、寝る前に寝床を作っているときに飼い主さんが声をかけたりすることで、嬉しくなり興奮して暴れだす子もいるようです。
野生時代外で生活していた犬は、常に周囲には敵がいました。寝ている時は一番無防備な状態になるため、寝る前に寝床の周りの安全を確認することはとても大切でした。
野生の犬は、自分の寝床の周りに害虫や蛇などの天敵がいないかどうかを確認するために、寝床の周りをグルグルとまわって再確認していましたが、飼い犬も寝る前に部屋の周りをまるで偵察するかのように回りながら確認することがあります。
飼い主さんにとっては愛犬の行動が異常に見えることがあるかもしれませんが、犬にとっては本能で行っている行動のひとつです。
飼い主さんの行動は、一緒に生活している愛犬に大きな影響を与えます。飼い主さんが愛犬に大人しく眠って欲しい!と思っても、飼い主さん自身が夜中まで起きてバタバタと動いているなら、愛犬は”飼い主さんと遊んでもらえるのでは?”と勘違いをし、興奮して眠れなくなってしまいます。
愛犬に夜しっかり寝てもらいたいと願うなら、飼い主さん自身もその時間に一緒に寝るように努力しましょう。そうすることで愛犬も安心し、飼い主さんと一緒に朝までぐっすり寝てくれることでしょう。
犬は毎日の散歩や運動、遊びなどでストレスを発散したり、飼い主さんとのコミュニケーションを楽しんだりしています。しかし普段から運動不足だったり、飼い主さんに構ってもらえる時間が少なかったりするなら、ストレスはたまる一方です。
最終的にその溜まったストレスを発散させるために、夜寝る直前に興奮して暴れて訴えてくることがあります。愛犬が夜になっても寝てくれないなら、毎日の散歩や運動などの時間を確保できているかどうかを今一度確認してみましょう。
犬は人間が大好きで、特に飼い主さんに対してはいつでも構ってもらいたいと思っています。そんな犬が夜になると自分だけゲージに入れられてしまい、飼い主さんとその家族が別の部屋にいってしまうと、寂しさと構って欲しいという思いから鳴きだすことがあります。
夜中の間もずっと鳴いているなら飼い主さんの睡眠妨害になるだけでなく、近所迷惑にもつながります。愛犬が夜鳴きをするなら、夜鳴き対策をしてしっかりしつけることが飼い主さんには求められます。