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スリングのメリットはその手軽さです。キャリーケースで連れて行ってあげるのもいいですが、道中は猫ちゃんと触れ合うのが難しいですよね。スリングを使用すれば猫ちゃんとの距離がとっても近くなり、スリングから顔を出した猫ちゃんを撫でてあげることもできます。
キャリーケースを使うのは、動物病院に連れて行く時やペットホテルに連れて行く時などが多いのではないでしょうか?そうだとすると、キャリーケースを使うと「移動」という少し冷たい雰囲気になってしまいがちです。猫ちゃんも入るのを嫌がってしまうかもしれませんね。
しかし布の柔らかい素材のスリングを使うと、猫ちゃんが飼い主さんの胸元に収まるような感じになります。そのため猫ちゃんを抱っこしているのと同じような姿勢になり、猫ちゃんが飼い主さんの体のぬくもりや柔らかさを感じられるようになるんです。猫ちゃんも居心地が良くて、お気に入りの場所になるかもしれません。
2.甘えん坊の猫と一緒に過ごしてあげられる
スリングの使用法は、外出するためだけではありません。甘えん坊の猫とストレスなく一緒に過ごしてあげるのにも便利なんです。
とっても甘えん坊さんの猫ちゃんだと、ずっと膝の上にいて離れてくれないこともあります。なかなか触れさせてくれない猫ちゃんの飼い主からしたらとってもうらやましいことなんですが、甘えん坊さんの猫ちゃんにずっと膝の上にいられるのも疲れてしまうものです。
パソコンで仕事をしているときなどは集中力が削がれたり、肩がこってしまったりすることもあるので、できれば膝の上から離れて欲しいと願ってしまうこともあるかもしれません。
そんな時にスリングがあると、猫ちゃんを抱っこしたような姿勢にがっちりホールドすることができます。猫ちゃんの好きな姿勢や、相性の良いスリングかどうかによっても変わりますが、甘えん坊さんの猫ちゃんを思う存分甘えさせてあげるのにも効果を発揮します。
3.複数の猫を連れて外出しなければならない時に便利
キャリーケースを使うのに適していない時もあります。それは、猫ちゃんを複数匹飼っているために外出時に両手が埋まってしまうような場合です。
両手にケージを持たないといけない場合、つまづいた時にとても危険ですし、ドアの開け閉めなどの時にもとても不便に感じることでしょう。そのような時には、両手が自由になるスリングを使うと便利です。
片手のケージに猫ちゃんを入れてスリングにもう一匹を入れれば片手が自由になるので、何かあった時にも対応しやすくなります。長距離を移動しなければならない場合などには、メッシュなどの蓋が付いていて猫の飛び出しを防止できるようなスリングを選ぶと良いでしょう。
スリングと併用してハーネスなどを結んでおくと、猫ちゃんが万が一飛び出してしまった時の予防をすることができます。
4.お手入れや管理が簡単
スリングは布地で作られているものが多いので、洗濯や洗浄、消毒をして清潔に保つことが容易です。
猫ちゃんの糞や尿が付いてしまった場合などには、すぐに洗わないと感染症などの原因となることがあります。そのため、すぐに洗って清潔にできる布製品のほうが衛生面でお手入れがしやすいでしょう。
また、使わない時には小さく畳んで収納することもできます。固いケージでは場所を取ってしまうので、収納場所の関係で購入を悩んでいるという方にもオススメできます。
5.身につけている姿がオシャレ
スリングはキャリーケースと違って様々なカラーリングや柄のものが存在します。体に巻きつけるような使い方なので、洋服と合わせてトータルコーディネートをすることもできます。また、普通のカバンのように見えるデザインのものもあるので、電車に乗る際にも周囲からの注目を引かずに乗車することもできます。
利便性だけでなく、ファッション性においても妥協したくないという方にとってはぴったりのツールだと言えるでしょう。
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ここまでで、スリングを使うことの利点について紹介してきました。
ここからはスリングをどのように選んだら良いのかについて紹介いたします。用途や猫ちゃんの性格や好みを考慮に入れて選びましょう。
外出するときに使用したいという方には、しっかりと蓋ができるタイプのスリングがおススメです。猫ちゃんとコミュニケーションが取りやすい、メッシュの蓋が付いているスリングを選べば、猫ちゃんに抱っこされているような安心感を与えつつ、長距離を移動することも可能になります。
逆に家にいる時に猫ちゃんと触れ合うために使うのであれば、蓋の付いていないシンプルなデザインがオススメです。猫ちゃんは顔を出して飼い主さんと触れ合うのが好きなので、シンプルなもので十分でしょう。
スリングを選ぶ時には猫ちゃんの性格や好みによって形状を選択することも大切です。猫ちゃんが飼い主さんとべったりするのが好きなようなら、柔らかい布のスリングを使って密着感を感じてもらうことができます。
しかし猫ちゃんがあまり飼い主さんとべったりするのが好きでないようなら、生地がしっかりしていて、飼い主さんとの密着感をあまり感じないようなスリングを選ぶと良いでしょう。
さらに、スリングの内部にいる姿勢が好きかどうかによっても選ぶ形状や材質を考慮することができます。事前にバスタオルなどに包んで抱っこしてみて、猫ちゃんがどんな反応をするかを試してみるのも良いでしょう。
猫ちゃんによってはスリングに入りたがらない子や、ケージでなければどうしても落ち着いていられないタイプの子もいますので、そのような場合は無理してスリングを使用せず、猫ちゃんの好みに合わせてあげてくださいね。