愛犬を人懐っこい犬に育てたい

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人間も人それぞれ性格が違うように、犬にもそれぞれ性格があります。警戒心の強い犬もいれば甘えっこ気質な犬、やんちゃでいたずら好きなタイプの犬、怖がりで内気な犬もいます。

新しく愛犬を我が家に迎える時には、愛犬をこんな性格の子に育てていきたい…といったような、親のような感情が出てくることでしょう。特に飼い主さんの中には「人懐っこい犬に育てたい」という願望を持っている方は比較的多いようです。

「人懐っこい犬」とはどんな性格の子を言うのでしょうか。我が家の愛犬は人懐っこいタイプかチェックしてみてください。



  • ・見知らぬ人や初対面の犬に対しても警戒心を持たずに近寄っていく
  • ・知らない人に対して吠えない
  • ・飼い主以外の人に触られても嫌がらない、怯えない
  • ・他の犬に対して攻撃体勢を取らない
  • ・他の人から抱っこされても嫌がらない
  • ・見知らぬ人に対してもしっぽをフリフリして愛嬌を振りまく


当てはまるものはいくつありましたか?

どうして「人懐っこい犬」がいいのでしょうか。別に他者や他犬に対して人懐っこくなくても、飼い主との信頼関係や愛情のきずなが強ければそれでいいのでは?という方もいることでしょう。

しかし愛犬を人懐っこく育てることには、誰からも可愛がってもらえるというメリットだけではなく、本人にとっても飼い主にとってもストレスが少なくて済むメリットもあるようです。

初対面の人間や犬に対して警戒心が強いタイプの犬は吠えたり噛みついたりすることもあり、それだけトラブルに発展しやすくなってしまう可能性があります。

ですから、幼い頃からきちんとしつけたトレーニングをして人懐っこい犬に育てることには、たくさんのメリットがあると言えるのです。

ではここからは、愛犬を人懐っこく育てるポイントを押さえていくことにしましょう。見知らぬ人や初対面の犬に対して警戒心を少なくし、慣らしていくためにできることについて取り上げていきたいと思います。

犬の性格は何で決まるの?

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そもそも犬の性格はどのようにして決まっていくのでしょうか。それには二つの要素が関係してきます。

ひとつには「先天的な要素」が理由として挙げられます。先天的な要素というのは「犬種の違いによるもともとの気質」であるとか、「親から受け継いだ遺伝による性格」といったものです。

体格や被毛などの見た目が親から遺伝していくのと同じように、性格や気質といった内面の要素も遺伝していきます。これは犬に限らず、人間の場合もそうですよね。

もう一つ考えられる理由は「後天的な要素」によるものです。後天的な要素として挙げられるものには「育てられた生活環境」や「飼い主の育て方」、「年齢」や「性別」といった要素があります。

生まれつきの「先天的な要素」に関しては変えようがないので、生まれつき警戒心が強い犬もいれば怖がりの犬もいて、そうした犬にすぐに人懐っこい性格になってほしいと思ってもまず難しいでしょうし、時間がかかることでしょう。

しかし「後天的な要素」、つまり生活環境や育て方次第では警戒心が強い犬であっても、神経質な犬であったとしても、徐々に人懐っこい犬に育てていくことは可能です。

では、犬の性格は育て方や環境でどのように変わっていくのかを、まず簡単に取り上げてみることにしましょう。

その1:生活環境の違い

最近は大型犬よりも、室内で飼いやすい小型犬をペットとして飼う家庭が増えてきていますが、ひと昔前は屋外で犬を飼う家庭の方が一般的でした。

屋外で飼われることが多い犬や大型犬のタイプは、毎日散歩をさせないといけないといった理由や、外での刺激や他者との出会いや交流が多いといった要因も関係し、比較的警戒心を持つ犬や神経質なタイプは少ないと言われています。どちらかというと、おっとりした穏やかな性格に育ちやすいのです。

一方で室内で飼われることが多い小型犬に関しては、ほとんどが飼い主とその家族との関わりだけですし、単独で飼われることも多いので、他者や他犬と関わることはほとんどありません。

それに加えて、小さい頃から大切に愛情たっぷりに過保護に育てられていると、どちらかというと怖がりで控えめな性格の犬に育っていきやすいと言われています。

その2:性別の違い

犬の性格は、オスかメスかでも違いが出てきます。一般にオスは縄張り意識も強いですしプライドも高いので、攻撃しやすい性格の犬が多いと言われています。

しかし、メスよりも甘えっこ気質なのはオスの方が多く、さらには好奇心旺盛でやんちゃな性格の子もオスに多いので、人懐っこい犬になりやすい要素を持っていると言えるかもしれませんね。

メスはオスと比べると縄張り意識はそれほど多くはないので、おっとり穏やかなタイプが多いと言われています。初心者はオスよりもメスを飼った方が良いと言われるくらい、しつけがしやすいのもメスの方です。

穏やかで攻撃性が少ないですから、メスの方が人懐っこい犬に育てやすいでしょうか。

その3:飼い主の育て方による違い

愛犬がどんな性格の子に育っていくかは、飼い主の性格や育て方が大きく影響すると言われています。それは人間の親子の場合と同じと言えるでしょう。

どんなに先天的な要素として明るく社交的で、人懐っこい性格を持った犬でも、飼い主が内気で怖がりで神経質な性格を持っていれば、犬もやがて同じような性格になっていきます。

逆に、飼い主が人見知りをせず、誰に対してもどんどん自分から近づいていく明るい性格だと、内気で警戒心が強い犬種の犬であっても人懐っこい犬になっていくと言われています。

犬は非常に賢い生き物です。飼い主さんの行動をよく観察していますし、飼い主の感情も敏感に察知します。飼い主が怖い!と思えば、犬もこれは怖いものだと認識するくらい、敏感に理解できると言われているほどです。

ですから、愛犬のことを誰に対しても人懐っこく、社交的で明るい性格にしたいなら、飼い主さん自身が誰に対しても人懐っこく、明るく接する努力をすることが大切になってくると言えるでしょう。

飼い主がどんな育て方をするかが人懐っこい犬になるかに大きく関係していくということですから、その育て方のポイントを学んでいきたいですね。

ではここからはいよいよ、人懐っこく育てるためのポイントを取り上げていくことにしましょう。どんなしつけや育て方をすると良いのでしょうか。


情報提供元: mofmo
記事名:「 犬の性格はどんな要素で決まる?愛犬を人懐っこく育てるための5つのステップを紹介