犬にとって苦しくないリードの持ち方ってある?

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普段犬と散歩するときには、リードをしなくてもいいと認められている場所を除いては、リードをつけて歩くというのが愛犬家として守るべきルールの1つと言えます。

散歩の時にリードをつけるということは、犬を束縛することになるわけではありません。リードをつけるのは、愛犬が事故に遭うことのないように守ってあげるためでもあります。

特に日本は車社会という環境でもありますので、暮らしている限りクルマが行き来するような一般道を歩かなければならないこともあり、そこでの事故を防ぐためにもリードをつけて散歩するということは必要不可欠な対策でもあります。

また、すれ違うすべての人が犬を好きなわけではなく、犬を見かけると避けるようにして通り過ぎていく人や嫌がる人もいます。予想もしていない形での事故が絶対に起きないという保証はありません。

このようなことを考えてみると、リードは飼い主と愛犬をつなぐための目に見える信頼の絆ともいえる、とても重要なものといえます。

そこで普段しているリード操作は正しいものなのか、リードをつけることで愛犬に負担やストレスを与えて苦しめるようなことがないように、飼い主はどのような事を気を付けることができるのか見てみましょう。

まず最初に、愛犬と飼い主を繋ぐ命綱であり、愛犬に指示を出すのにとても需要な役割をしているリードですが、様々な種類や長さのモノがあり、それぞれに特徴があるので、リードの種類についてまずは見てたいと思います。

リードの種類にはどんなものがあるか

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リードを長さを種類別で分けますと、ショートリード、ノーマルリード、ロングリード、伸縮リードの4つがあります。

通常リードと言ったら、まず思い浮かべるモノがノーマルリードではないでしょうか。そのノーマルリードの半分の長さがショートリードです。ロングリードの長さはさまざまですが大体5mからのモノが多く、10m単位で伸びているようです。伸縮リードは持ち手の部分で長さを調節できるタイプのリードのことです。

それぞれのリードはどのように使用されるのか見てみましょう。

まず通常、普段の散歩をする際に使用するリードはショートリードとノーマルリードです。この二つは飼い主さんが使い勝手が良い方を使用していることが多いです。

この2本の長所はやはり、リードが短い分コントロールが非常にしやすいことにあります。リードの長さが程よいよいものですので愛犬との密着率も高く、様々な場所で使うことが出来て使いやすいリードなので、多くの人に使われています。

一方で短所に関して言うと、その短さから自由度が少ないので、遊びや動きのあるトレーニングには不向きなリードです。反対に屋外での広い場所でのトレーニングや、ボール投げなどの遊びの際に使用するときに活躍するのが、ロングリードや伸縮リードです。

ロングリードは文字通り長いリードのことです。長さがある分、犬は自由にいろいろな場所へ動き回ることができます。長所は、このリードはかなりの長さがあり強度もあるので、使用方法がさまざまだという点です。

短所はリードが長いのでたるんでしまい、地面の下についてしまうので汚れやすいですし、持ち運びするのも不便といったことなどが挙げられます。

伸縮リードは持ち手にリードを巻き取る部分がありますので、長さを調節することができます。長所はこのように長さの調節が可能なことと、コンパクトなため持ち運びするときも容易なことです。犬の動きに合わせてリードを伸び縮みすることができますので、リードが汚れにくくもあります。

短所は、巻き取り部分がついているため強度があまりないということです。長さの点ではロングリードよりも短いことが多いので、できるだけ長いリードを求めている方にとっては物足りないかもしれません。

ロングリードも伸縮リードもですが、突発的な動きをする活動的な犬に使う際にはリードで腕や手を傷める場合があり、細心の注意が必要となります。その上、特に伸縮リードは使う時に巻き取り部分が破損してしまうことがあるため、使用する際には注意することが必要です。

このように、それぞれのリードにはさまざまな特徴が備わっています。リードの使い方に関して特にルールはありませんが、状況に合ったリードを使用するよう心掛けることが飼い主にはできるでしょう。

狭い歩道を通る時や、たくさんの人ごみの中でロングリードや伸縮リードを使うというのはどうか?とか、広場で犬と一緒にボール投げをしたいけど、ロングリードがないからノーリードにして遊んでもいいかな?など、いろいろな場面で状況に合ったリードを使用しないと、周りの人々に迷惑となってしまいます。

状況によって使い分けすることができるかもしれません。例えば公園に行きたい時や公道を通って行くなら、短いリードを使って愛犬をしっかりコントロールして歩きます。

公園についたら、自由に動き回ることのできるロングリードなどを使って遊ばせるということもできるでしょう。2本のリードを持っていき、場所によって使い分けることをおすすめします。

これまでリードの種類について見てきました。これからリードの正しい持ち方について見てみましょう。


情報提供元: mofmo
記事名:「 犬にとって苦しくないリードの持ち方とは?シーンに合わせたリードを使用しよう!