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湯たんぽは、電源を必要としない暖房器具です。お湯で温めるので自然な温かさを保つことができます。
猫用の湯たんぽであれば、放置することで少しずつ温度も下がり、水膨れややけどなどの心配することなく安全に使うことができます。
2.カーペット
カーペットは電源を必要とする暖房器具ですが、その分早く温まりますし、湯たんぽのように温度が下がらないので温かさを維持できるというメリットがあります。
猫用のカーペットは低温やけどを防ぐために、時間が経過すると電源が落ちるようになっている商品もあります。長時間暖かさを維持したい場合にはカーペットがおすすめです。
3.ベッド
猫用のベッドやソファも暖房器具として活用できます。電源不要で、暖かい素材を使用しているアイテムなら、自然の暖かさを感じることができます。
水膨れややけどなどの心配無用で、飼い主さんが留守のときでも安心して使えるアイテムです。
4.コタツ
猫用のコタツは、温度が低くて低温やけどをしないように作られています。
猫の暖房器具としては少し大きめですが、ある程度のスペースがある家庭なら問題なく使えるでしょう。
4種類の猫用の暖房器具は、それぞれ特徴が異なっています。
電気代を節約し、できるだけ自然な暖かさを猫に感じてもらいたいなら、湯たんぽやベッドなどを用意してあげることができるでしょう。
一方、少しでも早く暖め、暖かさを維持できる暖房器具が良いなら、カーペットやコタツを選んであげることができるかもしれません。
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猫は自分にとって快適な場所を見つけることが得意な動物です。冬の寒い時期は、太陽が当たる場所を見つけたり、毛布などにくるまって過ごしたりしています。
では、猫の暖房でどんなことに気を付ければよいでしょうか?
暖房は温度設定を調整することができます。そのため、温度が急激に変化することを避けることができます。しかし、タイマー機能を使った場合、切れたときに温度が下がってしまうので注意が必要です。
暖房を付けると部屋全体が暖まるので、猫が暑いと感じたら逃げることができるよう逃げ道を確保してあげることは大切です。
つまり、暖房をつけているときは、暖房で暖まっている部屋から出られるように、暖房が当たらない場所を整え、猫が自分で選べるようにしてあげましょう。
暖房をつけていると、脱水になりがちなので、いつもよりも多めに水を用意してあげましょう。暖房をつけている部屋に水飲み場を用意してあげることができるかもしれません。
トイレを廊下や玄関など寒い場所に設置しているなら、暖かい場所に移動してあげましょう。
猫は泌尿器トラブルにかかりやすく、寒い冬になるとその数は増加する傾向にあります。なぜなら、寒くてトイレに行くのを我慢してしまうからです。
トイレを我慢すると尿が濃くなり、膀胱炎などにかかるリスクが高まります。せめて気温の下がる夜だけでも、寝床と同じ部屋にトイレを設置するなど、トイレに行きやすい環境を整えあげましょう。
みなさんもご存知のとおり、窓際は冷気の入り口です。猫の寝床をついつい窓際に置いてしまいがちですが、特に朝晩は冷気でとても寒く、猫にとってはつらいので窓際に寝床を置くことは避けましょう。
また、窓際同様、床からの冷気も寒いので、ある程度の高さがある場所に寝床を設置してあげましょう。
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猫にとって快適な適温は、わたしたち人間とほぼ同じです。一般的な猫なら20度程度、老猫なら23度程度が快適と言われています。
また温度だけでなく、湿度にも気を付けましょう。空気が乾燥していると人間同様、風邪などのウイルスに感染するリスクが高まりますので、およそ50~60パーセント程度の湿度を保つようにしてあげましょう。
さらに静電気も起こりやすくなり、人間同様猫もパチッと痛みを感じます。ですから、加湿器を併用したり、部屋の中に洗濯物を干して湿度を調整しましょう。
基本的に猫は寒がりですが、それには個体差があります。活動量が多い猫や筋肉質の猫は熱を作りやすいですし、若い猫なら代謝もいいので多少の寒さであればしのぐことが可能です。
しかし、痩せている猫やあまり運動量の少ない猫、老猫などは寒さに敏感な傾向にあります。もし愛猫が次のような仕草や行動を見せるなら、寒がっているサインです。
・体をブルブルと震わせている。
・体を小さく丸めている。
・毛を逆立てて体を膨らませて暖をとっている。
これらの仕草や行動が見られるなら、温度を調整してあげましょう。